石岡第一発電所(国指定重要文化財)
東京発電㈱さんの石岡第一発電所を見学してきました。
そう。いつも県道から見下ろしているだけのあの発電所です↓
石岡第一発電所は本館発電機室や調圧水槽など9施設が国の重要文化財に指定されています(´- `*)
本館は明治44年(1911年)竣工で、現存する最古級の鉄筋コンクリート造の建築物だそうです。
【備考】 岐阜県の八百津発電所(1974年廃止)がほぼ同時期に稼働開始。旧八百津発電所は煉瓦造で国指定重要文化財及び近代化産業遺産。 現在は非公開。
今までも見学会的なものは何度かあったのですが、開催後に知ったり県絡みのツアーで遠方者向けだったりして圧倒的な片思いでした(´Д｀)
ちなみにこの見学会は撮影OKですが、建屋内の写真はSNSなどへの投稿はご遠慮願いますとのことです。
というわけでnoteには外観だけ……(^ω^)
今気付いたけど画素低かった……( >д<)くぅ～
とりあえず水圧鉄管
サージタンクはてっぺんから少し左にまがってずっと先なので見えません
地中部分が新設管
変態でごめん。
本館旧変圧器室(国重要文化財)
発電機室と開閉器室も中で繋がっていてここから入りました。
入り口には登録有形文化財時代のプレートがありましたが重要文化財の黒いプレートは見当たりませんでした(^ω^)どんまい
中には石岡第一発電所よりちょっと古い中里発電所で使われていた水車(日立製)と発電機(東芝製)が展示されていました。
小屋組は鉄骨フィンクトラスのようです。
その奥に増築された操作室的な部屋がありました。
(増築年は不明ですがそこそこ古い設備でした)
本館発電機室(国重要文化財)
子供のとき描いた家の絵ってこうゆう窓だったなぁw
換気するやつかわいいし(´- `*)
外壁は吹き付けリシン仕上げ。
モルタルには粘度を上げるため海藻が入ってるんですって！
窓枠は鉄サッシ。
水色がカワイイです。
遠くから見て気になってた窓の下部には後付けと思われる網戸の枠が付いてました。
(入れ替えてるかもしれないけど)
設計はあの日立鉱山の煙突を設計した宮長平作氏だそうよ(´- `*)
公開できないけど建屋内も随所にオシャレな装飾あったりして明治の建物はステキだなぁと……(´- `*)
発電機と水車は新しいやつが入ってブンブン発電してました。
新旧の発電設備については各々検索してくださいね。
広さはバレーボールのコートがすっぽり入る感じ？←
こちらも小屋組は鉄骨フィンクトラスのようです。
発電に使ったお水はこの右側(全然写ってないけど)の放水口から大北川へ放流されます。
大雨の時とか水上がらないのかしらね？←質問すればよかたのに(´ω｀)
2019年の台風19号ではかなりの水位になったと思うけど被害は聞かなかったから大丈夫なのかな？
ちなみにすぐ下流に石岡第二発電所の取水堰堤があります。(草が無ければ県道から見えます)
本館開閉器室(国重要文化財)
中は旧変圧器室と繋がっていました。
柱が白くて丸いんですよ(語彙力
格子天井じゃないけどそんなふうに見えるんですよ(語彙力
1階部分しか見えなかったので小屋組とかよくわかりませんでした。
配置はこんな感じ？
というわけで、見学はここまでです。
1時間以上じっくり丁寧な説明をしていただきました。
現役文化財のメンテナンスの難しさとややこしさも伺うことかできて収穫の多い見学会でした(・∀・)
東京発電㈱さんの発電所は他に花貫川第一発電所と賀美発電所の中を見学させていただいていますが、いずれも丁寧に説明してくださっていてありがたいことであります。
今回はおみやげまでいただきありがとうございました。
（╹◡╹）
他の石岡第一発電所関連の重要文化財は↓
・沈砂池→近くまで行けますが立入禁止のフェンスがありよく見えません
その他は健脚な方向けのようです。