【スプラトゥーン 】明日から始める大会運営 Part.1
※2024/7/16追記
任天堂様がタイカイサポート機能を実装してくださったため、こちらの記事は過去のものとなっています。part2も出ません。
タイカイサポートが全て解決してくれます。
この記事はスプラトゥーンの非公式大会を開催する方法をざっくり…本当にざっくり説明する記事です。
このnoteを書いているのは
スプラトゥーン大会運営チーム「犬小屋」
の代表をしているぽちです。
※ あくまで「犬小屋」での開催方法です。必ずしもこの方法である必要はなく、他運営ではやっていることを「犬小屋」ではやっていない可能性もあります。あくまで参考の一つ程度にご覧ください。
はじめに
大会について話すには1回のnoteでは長くなりすぎるので…
2回に分けようと思います。
part.1の内容は以下の3点です。
大会運営全体の流れ
コンセプト検討
要項作成
まずは大会を運営する全体の流れを確認しましょう。
大会運営全体の流れ
犬小屋の大会は大まかに以下の流れで準備して開催しています。
コンセプト検討
要項作成
大会の告知
Discordサーバー作成
対戦表の作成
当日の大会運営業務
こうやって整理すると意外と簡単に見えますよね。
実際「犬小屋」の大会はなるべく簡略化しています…
そのつもりです…
多分。
では流れに沿ってどんどん紹介。
1.コンセプト検討
大会のコンセプトを決める段階です。
大会やりたい!と思っている人であれば、ボンヤリとでもコンセプトが浮かんでいるかもしれませんね。
思い浮かんでいるコンセプトを
「〇〇する大会」「〇〇のための大会」
のような形で言語化できるといいと思います。
この段階で決めたコンセプトをもとに大会が形作られます。
しっかりと考えるのがお勧めです。
過去に当運営で開催した「おちょこ杯」という大会では
「飲み会感覚で酒を飲みながら楽しめる大会」
というコンセプトを設定しました。
そんなおちょこ杯の要項はこちら
ちなみにこの記事を公開した時点では第2回のおちょこ杯開催前なので…
参加チームを募集しております!
良ければご参加ください!
2.要項作成
要項とは大会の全てです。
大会の大枠から細部に至るまで全てを文章にして参加者へ説明するものになります。
大会準備の7〜8割を占める段階と言っても過言ではありません。しっかり作りましょう。
おそらくこの記事の内容としても9割ぐらいは使います。
犬小屋の大会では主に以下のような内容を要項を記載しています。
開催日程やスケジュール
募集チーム数
使用ルール(ガチエリア、ナワバリ等)
ステージの指定
大会の形式(トーナメント、リーグ等)
特殊な縛り(無い場合は未記入)
優勝賞品(無い場合は未記入)
大会の進行ツール
大会当日の流れ
点呼の方法
勝利報告の方法
参加申請の方法
ラグ、回線落ち等問題発生時の対応
こうやって列挙しただけでもだいぶ多く感じると思いますが、実際には細かいものは省いて列挙しているのでさらに増えます。
要項を書きすぎて損すると言うことはありません。細かく定められていればそれだけ運営が楽になり、参加者の不安も減ります。
大会について考え得る全てを書きましょう。
開催日程とスケジュール
運営する人の都合もあると思いますが、金土日の20:00〜25:00の間で開催されることが多いと思います。
スケジュール…特に終わりの時間は参加者にとって重要です。
翌日の予定によっては遅くまでできない方もいます。
スケジュールは余裕を持って設定しましょう。
実際の試合時間だけではなく、ブキギア選択、フレンド交換、試合の結果報告など多くの時間が必要です。
また、全ての参加者がスムーズに行動できるわけではありません。
何回も大会をしてますが、全くトラブルがない大会はありませんでした。
「犬小屋」では大まかに、2本先取のガチルールを30分で換算しスケジュールの計算をしていますが、大体トラブルなしで5分余りぐらいになります。
使用ルールについて
体感として人が集まりやすいルールはガチエリアです。時期によっては甲子園ルールのナワバリも人が集まります。
ルールに全くこだわりがないのであればガチエリアが無難です。
ブキギアやXPの制限があっても参加しやすいと思います。
甲子園ルールのナワバリはスプラトゥーン甲子園開催時期であれば人が集まりやすいです。
ただ、練習のつもりで参加するチームが多いため、特殊な縛りは避けられるイメージがあります。
おちょこ杯の場合
デスした時にお酒を飲むという大会だったので、ルールに関与する場合デスが発生しやすいガチホコを選択しました。
酒飲みたい人が積極的にホコ持つとかあったら楽しそうかなって…
思ったり思わなかったり…
特殊な縛りについて
例としては以下のようなものがあります。
使用ブキやギアの指定や制限
Xパワーやウデマエの制限
他にもイカップル杯のような人数制限や、生年月日、星座、誕生日などなどなど…ゲーム外の条件を付ける大会も多くみられますね。
コンセプトと相談して制限や条件を考える必要がありますが、複雑な内容にしないよう注意してください。
コンセプトにこだわりすぎてわかりにくい内容になると、運営の難易度が上がり参加者も混乱する可能性があります。
おちょこ杯の場合
特殊な縛りとしては
「デスしたら1口お酒を飲む」
を基本としています。
この縛りにすることで、ゲームの中の要素で飲酒を楽しめるだけでなく、酔っ払った際に発生しやすくなるデスも楽しむ内容に変えられます。
さらに今回のスプラ3では復活時間を早める素敵なドリンクもあったので、編成に必ず1人エナジースタンドを持ってもらうことにしました。
試合の形式
よくある形式としては以下のものがあります。
トーナメントのみ
予選リーグからの決勝トーナメント
スイスドロー形式
総当たり
トーナメント形式は運営が容易であり時間も短く抑えることも可能です。
初めての大会としてはやりやすいと思います。
前半に負けたチームの大会経験が薄くなってしまうのは欠点かもしれません。
予選リーグからの決勝トーナメントはスプラの大会でよく見る形式です。
運営負担と必要な時間、参加者の満足度などなどなど、全体的にバランスがちょうどいいと思います。
スイスドローは運営難易度が非常に高く、総当たりは莫大な時間がかかることからあまりお勧めはできません。
あまり見ませんが、大会経験に重きを置くのであれば予選リーグ戦からの決勝リーグ戦というのも面白いかもしれません。
問題発生時の対応
問題発生時の対応は運営の胃が痛くなるところです。
ラグ、回線落ち、急な棄権やルール間違い…
対応に時間は取られるし参加者も苦しい…
だからこそ、問題発生時の対応はしっかりと要項に定める必要があります。
基本的にはなるべく細分化しどのような問題にも対応できるようにしましょう。
要項に記載がない問題は都度運営が判断するという裏技もありますが…公平な判断なども難しいため、事前に決められるだけ決めておくことをお勧めします。
当運営ではある程度汎用性のある問題対応についてはドキュメントにまとめて要項に記載しております。
参考までにそちらも紹介しておきます。
優勝賞品
参加者のモチベーションにもつながり、参加してくれる人が増えると運営も嬉しい…!
よく見るのはヘッダーやアイコンのイラストですね。
順位以外にもファッション賞やベストプレイ賞のような形で賞品を準備をするのも個性が出せていいと思います。
優勝賞品付きの大会をよく見ると思いますが、「犬小屋」では基本的に賞品をつけていません。
理由としてはいくつかありますが、無償でお願いするのはありえないが…お金を出して依頼はできない…というのが大きな理由です。
お金が出せない理由は察してください。
たまにヘッダー付きの大会があるのは運営メンバーのサルサが余裕ある時に描いてくれてるからです…ありがとうサルサ…
素敵イラスト描いてくれるサルサ(salsa_01si)のアカウントはこちらです
さいごに
ここまでいかがだったでしょうか。
緩く説明しており詳細ではなかったので、わかりずらい内容もあるかもしれませんが…少しでも参考になっていれば幸いです
今回は
大会全体の流れ
コンセプトの検討
要項作成
以上3点についてお話ししました。
次回は残りの
大会の告知
Discordサーバー作成
対戦表の作成
当日の大会運営業務
についてご説明したいと思います。
今回の内容や単純に大会について質問があれば、この記事のコメントやこの記事を書いているぽち(@ika_pochi)のアカウントまで気軽にご連絡ください。
参考
参考までに「犬小屋」で使用している大会要項テンプレートを貼っておきます。
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