ギャンブルに負けた時の心得
私は競馬が好きだ。
土日は大体競馬を見て過ごす。
見ているだけで済むなら問題ないんだけど、やっぱりレースを見ていると高まってきてお金を賭けてしまう。
勝つために賭けてはいるもののそう簡単に勝たせてはくれず、大抵は負けてしまう。
当たり前の事だが、負けるために賭けているわけではない。しっかり予想をした上で、何度も何度も頭の中でレースをシミュレーションするんだけれど、何回やっても自分が好きな馬が何十馬身もの差をつけて圧勝。
しかし、実際のレースが始まると馬群で揉まれたりしてずるずると後退していったり、逃げを打ったけど失速してテレビ画面から消えることもよくある。よくあるってか、基本シミュレーション通りにいくことはない。
もはや人生と一緒。人生も自分が成功するイメージをするけれど、なーんかうまくいかないですよね。
あの時こうしておけばよかったな、逆にあの時に何かをしなければよかったなと思うこともあるでしょう。でも過去は変えられないし、賭けたお金は返ってこない。
むしろギャンブルはお金だけで済むからいいのかもしれない。
話を戻す。
じゃあそんな負ける事が多いギャンブルをやる上で、負けた時にどういうふうに切り替えるか、これが大事なんですよ。
負けた時の心得
これが今回の記事の本題です。
うだうだしている暇はないんですよ。時間は止まってくれないし、過去は戻ってこない。周りが前を見て歩いていく中で、自分だけハズレ馬券を見てずっと落ち込み続けますか?そうじゃないでしょう。
自分自身も前を見て歩かないといけないんですよ。
前に進み続ける限りお金は減り続けていく一方なのかもしれない。だとしても進み続ける限り勝つ可能性は見えてくる。そうじゃないですか?
恋愛だってそう、初恋の人が忘れられないからって死ぬまで同じ人の事を想い続けますか?純愛が好まれる世の中ではそれが美しいのかもしれない。でも、視野を狭めすぎて出会える機会を逃してませんか?そうじゃないですか?
恋愛は本当にわからないから各々で解決してほしいんですけど、ギャンブルの気の持ち方ならわかるので、是非参考にしてください。
高い飯を食いに行く
これはよくある考え方。
例えば、1日で1万円負けたとします。
負けた後、きっとあなたはこう考えます。
1万円あれば、高級な焼肉が食えたな。と。
食いにいきましょう。何焼肉の事を思い浮かべて後悔しているんですか。
食いに行くことで後悔を消しましょう!高級な焼肉を食いにいけばいいじゃないですか!
今あなたは完全に焼肉の舌になっているんだから、それを紛らわすために牛丼チェーン店に行くのは絶対にやめましょう。牛丼チェーン店を下に見ているわけではないです。あなたが食べたいのは焼肉、そうでしょう?
焼肉が食べたいのに牛丼屋に行くのはおかしいですよね。肉しか合ってないじゃん。ただギャンブルで負けて1万円失うより、焼肉に行くことで記憶を少しだけ変えましょう。
1万円分の焼肉を食べたのなら、2万円分の焼肉を食べた事に、5000円分の焼肉を食べたのなら15000円分の焼肉を食べたことにしましょう。
これが驚くことに、焼肉をたくさん食べれば食べるほどギャンブルの負け額が小さくなっていくような気がするんですよね。100万円分の焼肉を食べたら、ギャンブルで1万円負けたとしてもチンケなもんでしょ。
そういう事をして、楽しい思い出に変えていきましょう。
物を買って壊して捨てたことにする
1万円負けたとします。次に考えるのは、割と壊れやすいけど1万円分する物をイメージしてください。
僕がイメージするものは冬用のワイパー、冬になる前に付け替えようとしたところ、開封してつける時に爪の部分が弾け飛んで壊れました。
一つ大体5000円くらいしたので、それを二度やったことにします。
あちゃ~ってなるけれど壊れやすいから仕方がない。実際には壊していないし、物すら買っていないけれど、壊れた体にして1万円をどぶに捨てたことにしましょう。
イメージできるのなら川に1万円札をぶん投げて失くした体でもいいです。イメージができれば何でもいい。
ギャンブル以外で取り返す
これはちょっと見苦しいからおすすめはしないし、できる人もかなり限られます。
ギャンブルで1万円を失ったとして、さらにギャンブルで取り返そうとするのは私からしてみれば2流、いや、3流の考えです。
例えばね、競馬で1万円負けた後にパチンコで1万円を取り返そうと考えます。これもシミュレーションと同じ原理で、なぜか今さっき負けたはずなのに別のギャンブルでは勝てるイメージが湧いちゃうんですよ。
でもそれはあくまでイメージ。うまくいく事なんてほとんどないんですよ。
仮に取り返せたとしても、来週また同じように競馬で1万円負けたとして、同じようにパチンコで取り返せるような保証は一切ないんですよ。でも先週取り返せたから今週取り返せるはずと思ってしまって、余計飲み込まれてしまうオチが容易に想像できます。
じゃあ何で取り返すか。
食べ放題しかないでしょう。
食べ放題っていくら食べても定額だけど、ある程度は計算できますよね。
例えば、焼肉の食べ放題に行ったとします。そうしたら後は簡単、食べ放題の料金プラス1万円分を食べればいいんですよ。
1万円分の焼肉が胃袋に飲み込まれていくことで、ギャンブルでできた1万円分の損失が相殺されます。本当ですよ?
ただこれは大食い限定になっちゃうから、女性向けではないですね。女性はよくデザートは別腹っていうから、スイーツの食べ放題に行きましょう!
よくやってしまうミス
ギャンブルで負けた時の解釈って人によって結構変わるんですけど、その解釈だと余計自分を追い込んじゃってない?って思うこともありました。
よくある言い分で、安直で面白みにかける、それってむしろ余計損してない?って思ってしまうような言い分。
こんな考えはやめましょうというギャンブル啓発を、念のためここに書いておきます。
貯金しているだけだから
競馬だとJRA、パチンコやスロットだと台に貯金しているだけっていう奴。
目を覚ませよ。貯金じゃなくて使っているんだぞ。
貯金っていうのはお金を貯めるって書いて貯金っていうんだよ。じゃあ君は貯金を引き出すだめに競馬とかパチンコスロットをやるのかい?違うでしょ。
少ないお金を増やそうと思ってギャンブルをしているんでしょ?じゃあそれは貯金じゃないよ。引き出せない貯金は貯金とは呼ばない。いい加減目を覚ましてくれ。
明日こそは勝つ
負ける。
終わりに
負けるイメージをしてギャンブルをするわけがないんだから、常に勝つイメージは忘れないでおこう。
どうせ俺なんてって思ったり、急に謙虚振ったりしても勝てるわけがない。運が無いわけでもない。負けるのはお前の力不足ってだけ。
じゃあ力不足を補うために、負けた時の心得を忘れないでおこう。
もし!万が一!負けた時はこうすればいい。負けるはずがないんだけどね笑程度に思って、自信だけは失くさないようにしていこう。
でも、最後にこれだけは言わせてほしい。
ギャンブルで人生を捲くろうとするのだけはやめよう。あくまで趣味程度に留めておくのが原則だ。
勝つイメージはずっと持っていてほしいんだけど、一発デカイのを当てて一生働かないで暮らしてやる、とか、借金をチャラにするためにここでデカイのを当ててやる、とか、そういうイメージを持つのはよくない。
それで成功したって人もほんのひとつまみくらいはいるかもしれないが、大半は失敗しているはずだ。
これが生存バイアスです。
楽しみながらこれからも競馬をやっていきたいな。