優しさに触れるの触れるとは?
今日は、猫の写真を載せてみる。
数年前に飼っていたのだが、元野良だった母猫と、ある日どこかに行ってしまった。
が、その約1年後、うちの近所で野良になっていた事が発覚。
ちなみに、この猫の兄妹一匹は、まだ家にいるので、たまに夜中、庭で気配を感じる度、この猫の名前を呼んでしまっている。
まさに、山崎まさよしさんのOne more time,One more chanceでいう、桜木町である。いや、いるはずもなくはないのだ。
話は変わって…。
今日は、昨日あった話を書こうと思う。
昨日も書いたのだが、昨日は面接に行ってきた。
が、実は行く途中、道に迷ってしまったのだ。
原因は、
家から近かった事と、
地図を見て、目印を勘違いしていた事
道が入り組んでいた事
一言でいうと、私の読みの甘さという名のミスである。
家を出たのも、割とギリギリだったので、目的地付近で道に迷って、焦ってしまっていたのだ。
焦れば、焦るほど、細道に入り込み、苦手な切り返しをするはめになり、バックする度に、バックの音とハンドルを切る不穏な音が車内に響き、さらに焦る悪循環。
不幸中の幸いは、田舎なので対向車がいなかったことである。対向車がいたら、通行止めの原因になるところだっただろう。
そんな、焦りに焦っている中
近くの家の前で、一人のおばあさんが様子を伺っているのを見つけたので、話しかけて、道を聞くことにした。
そのおばあさんは、「分かりにくいかしら?」と心配しながら、親切に教えてくださった。
そして、いざ教えていただいた道を向かおうと、車に乗ろうとした時、ちょうど、おばあさんの旦那さんがやってきて、「分かりにくいから、先導するよ」と言ってくださったのだ。
申し訳ないので、一度はお断りしたのだけど、おじいさんとおばあさんが、「大丈夫、分かりにくいし、ちょうどそこを通るから」と何度も言ってくださったので、実は、ちゃんとたどり着けるか、ちょっと不安だったし、お言葉に甘える事にした。
実際、道はわかりにくく、一人だったら、また迷ってしまっていたと思う。
なので、すごく有りがたかった。
いや、たとえ分かりやすくても、
嬉しかったし、
何より温かかった。
多分、お二人は、あの後すぐ家に帰ったと思う。
そんな気がした。
人の優しさに触れ、
それに素直に甘える。
優しさはもちろん、素直に甘えた自分にも、嬉しくなった。
優しさは、素直にさせてくれる。
昨日は、そんな出会いと出来事があった。
久しぶりに、温かくて泣きそうになった。
もちろん、面接前なので、堪えたが。
優しさに触れる。
優しい心に心が触れて、心を打ち抜く。と、言った方がしっくりくるような気がする。
あの時、確かに打ち抜かれた穴から、一瞬にして、焦りや不安が流れ落ち、温かい風が流れ込むのを感じたのだ。
優しさに触れる。
触れられた優しさは、形を変えて、最後は風になる。
ふっと、ふわっと、よい香りを運ぶ。
そんな優しさを、
私も持ちたいと思う。
でも、私は方向音痴だから、先導することになったら、道を間違えて、更に迷わせてしまう、ありがた迷惑な人になってしまうに違いない。
切り返しの練習もしておこう。