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マジにふざけるかっこよさ。
今日は、テレビ東京の深夜番組「ゴッドタン」のマジ歌ライブを見に、さいたまスーパーアリーナまで行ってきた。
マジ歌ライブとは、東京03角田さん、バナナマンの日村さん、劇団ひとりさんをはじめ、多くの芸人さん達が(番組ではマジ歌シンガーと呼ばれている)が、ネタを織り込んだ自作の歌をマジで歌うライブである。
番組では、その歌を聴いている人が全員笑ったら、その時点で歌うのをやめなきゃいけないルールなのだが、ライブでは、マジ歌シンガー達が、マジで歌い、マジでふざけ、マジで楽しみ、マジで楽しませる。
そして、お客さん達はマジで楽しむというのが、私が感じるコンセプトなのである。
ちなみに、番組のコンセプトは、「悪ふざけを全力でやる」だそうだ。
このマジ歌ライブ。
初めて開催されたのは、2009年。
日本青年館で行われたのだが、実は私も観に行っている 笑。
そして、その初めてのライブで、
大好きな深夜番組の企画がイベントになる。
しかも、大好きな芸人さん達が出る。
これは、番組初のイベントを盛り上げて、またライブとかやってもらえるようにしなきゃ。
と、そんなよくわからない、ややはた迷惑な使命感にかられた深夜のお笑い番組好きの猛者達(私も含む 笑)が集まり、団結した、やたらとマニアックで親近感が溢れる空間に、私は、すっかり魅了されてしまったのだ。
例えば、角田さんよりも、(前)マネージャーをもり立てる。
ダサいキャラのフット後藤さんが歌い始めたら、失笑する。
とか。
番組の企画で確立されたキャラや、お決まりのパターンを芸人さんと一緒になって、客席から引き立たせて、ライブを盛り上げる。
と、まぁそんな感じで、とにかくもう、みんなで一緒に楽しもうとする空気感がたまらなく心地良く、そして何より楽しかったのだ。
そう、一体感がマジで半端なかったのだ。
あれから、番組は相変わらず深夜帯で好き放題しつつ、マジ歌ライブは、東京国際フォーラムや日本武道館、横浜アリーナなどを経て、2020年の今日、さいたまアリーナの17000人の客席を埋めたのである。
ちなみに、初回のライブほどの親近感やマニアックさは、さすがにもう感じることはないのだが、回数を重ねるほど、悪ふざけがスケールアップしているので、毎回毎回魅了されてしまっている。
そもそも、私は、ゴッドタンの何が好きなのか?
それは、一言でいうと、芸人さん達やスタッフさんたちの芸人愛やお笑い愛が半端ないところだろう。
それゆえ、どんな芸人さんがどんなにすべっても、みんなが全力で、笑いに変えてしまうのだ。
お笑いは、面白くなきゃ意味がないのだ。
きっと、プロデューサーの佐久間さんを筆頭に、番組に関わる人全員がお笑いが好きで、ちゃんと見極める目もあるから、みんな安心して、身を委ねて、悪ふざけができるのだろう。
だから、ライブでは、
カメラマンが、ドラムを叩く。
マネージャーが、芸人を押し退けて、観客を煽る。
「どうやったら、好感度が上がるか」についてを、好感度が下がっているタレントさんと歌う。
一発屋の苦労芸人さんにスポットライトを当てる。
そう、ライブでも、どこでも、誰とでも、全力で悪ふざけをやってのけるのだ。
とにかく、パッと見たら、悪趣味だと思ってしまいそうなことでも、「大丈夫かな」と心配しまいそうなことでも、気づいたら、すべてがよい方向に転がり、全員を笑顔にしてしまうのが、この番組の凄さなのである。
番組出演を期に売れた人、再ブレイク出来た人がたくさんいるのは、やっぱり芸や人を見極める目と、良さを引さを引き出したり、作り出すための愛があるからだろう。
思えば、ひたすらキスを我慢する企画が映画になったり、実にくだらない番組である。
でも、そのくだらなさにマジとセンスを混ぜ合わせることによって、笑いが生まれる。そして、その笑いをさらに大きくしていく。
そう、一言でいうと、
全力の悪ふざけは最高だ。
ということだ。
だから、昨日、マジ歌シンガー達(ゴッドタンチーム)は、さいたまスーパーアリーナを最高の笑いに包んだのだろう。
次回は、どこでどんなライブをするのか分からないが、今から楽しみだ。
彼らが全力でどんな悪ふざけをするのか、今から楽しみでたまらないのである。