視野が広くて、何も見えなくて
よく自分のことを客観的に語ることがある。
ある日、「自分のことすごく客観的に見てるね」と言われた。
「確かに」と思いながらも、起こった出来事は誰でも第三の視点から語るのではないかとも思った。
しかし、自分が語った出来事に対して「じゃあ自分はどう思ったの?」と聞かれると、急にその話が語れなくなる。
こういう自分は日々どう生活をしているのか。
日々の出来事はおそらくすべて「目」と「脳」で記憶している。
そこに「心」の要素はあんまりない。
ここで問題が一つある。
「心」は自分が感じれる範囲に収まるが、「目=視野」は自分の心が感じる以上の情報が流れ込んでくる。
完全なるキャパオーバーとなる。
この被害を最小限にするために、意図的に視野を狭めるという行動を起こす。しかし、そうすることで周りも、自分も、何も見えなくなってしまうのである。
日々
誰よりも物事を客観的に見て、
誰よりも周りを見ないようにしている。
もし同じようにそういう人がいたら伝えたい。
記憶は心でするべきだと。