#30/31 拝啓、お部屋さま
こんにちは!muttaです。
都内でサラリーマンをしています。
これまで、5月末で東京を離れ、福島に移住する予定となったので地方暮らしを始めるまでの日々を発信してきました。
いよいよ明日、グッバイ東京です。
東京の家から荷積みを完了し、本日は退去の立ち合いを行いました。
担当者さんがばしばしマステを貼るのを横目に見ながら、本当に素敵だった大好きな部屋に別れを告げてきました。敷金少しでも返ってくるといいな…
今日はそんな部屋への感謝と東京での日々について書き連ねていきたいと思います。
親愛なるお部屋様
お部屋との出会いは、人生がいろいろありすぎて、へばっていた頃でした。前の家に暮らし続けることができなくなって、とにかく次に進むしかなくて、仕事が何でもとにかく、私が落ち着ける場所が欲しかった。
たくさん内見してもなかなかいい物件に巡り合えず、刻々と時間ばかり過ぎる中、築11年で建物の概観しか写真がなく、家賃も少し高い部屋を見つけました。それがこの部屋です。
完全に予算オーバーでしたが、建物の外観、エントランス、ホール、エレベーター募集している階、ドア、間取り、部屋の色、窓の大きさ、総戸数、もうすべてが完璧でしたね。その場で申し込みを決めました。本当に運がよかった。
ありがとう、この部屋のおかげで、私たちは関係を丁寧に紡ぐことができました。
防音性が高いから大きな声でケンカをしたり、泣いたり、くだらないことで爆笑したりできました。カウンターキッチン付きのリビングダイニングは広くて、ヨガマットを引いてストレッチしたり、Youtubeを見ながら運動したりもできました。3口コンロの広々キッチンでは、おいしい料理をたくさん作りました。
そして大きな窓から差し込む、あふれんばかりの陽の光で、また素敵な1日をはじめることができました。
休みの日にはパン屋さんのおいしい香りに起こされて、ゆっくり朝食を食べることができました。
春は目いっぱいの桜の下を歩くことができて、夏はどうしようもなく暑くて、秋になれば目の前でお祭りが開かれて、年始には氏神様にお参り行くこともできました。
引越ししたての頃に1回だけGメンを見たけれど、それ以後1年半一度も出会うことがなく、時々クモが部屋にいたりしたけれど、全部快適でした。
そして、この部屋に生活を守ってもらったおかげで、次の一歩を踏み出して新しい生活をはじめることができそうです。
幸せな東京での時間を本当にありがとう。
次はもっと素敵な方々に住んでいただけることを願っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
mutta
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