地方への移住
初めまして。note初投稿です。
私は家族(妻、1歳の子供、猫2匹)と箱根の仙石原に移住して1年弱になります。東京へは週1,2回の出勤、それ以外は家でリモートワークという生活で1年目の夏から冬までを経験しました。
1人でも多くの人が地方への移住、特にあまり生活の場所として知られていない箱根の魅力に気づいて選択肢に入れてもらえたらと思いこちらを始めました。
なぜ移住を検討して箱根に行き着いたのか、地方(私の場合は箱根)での生活の実際、良い点。悪い点など、実体験から感じたことを書いていきます。
地方移住を検討したきっかけ
多くの地方移住者がそうだと思いますが、私の場合はコロナ禍でリモートワークが中心になったことでした。
都心の小さな部屋で毎日一日中いることの息苦しさ、にも関わらずリモートなんだから都心にいる意味ってなくない?と感じ始め、募っていきました。そんな中で、元々アウトドアが好きなこともあり、次第と自然が豊かな地域(で広々とした家)に移っても何も問題がないのでは?と感じ始めたことがきっかけです。
移住先の検討にあたって考慮したこと
まず第一に週1,2日は出社が必要なので、多少時間はかかっても都心への通勤が可能であること。
次にアウトドア(私の場合はスノーボードがmustで、できたら夏は海やキャンプ・渓流釣り)のスポットに1時間以内でつけること。近いは正義。
あとは予算。子供が生まれたこともあり、一戸建てを建てる or 中古で購入することを前提に、新築一戸建ての平均予算で土地建物を買え、かつ折角地方に移住するのでこだわりのポイント(後々ご紹介する予定)を満たせる家が建てられること。
決定までにやったこと、かかった時間
上記を満たす候補地を挙げて、実際に物件を見に行くことを繰り返しました。私たちの場合はまずは湘南・逗子、軽井沢、長野だったと思います。
しかし、湘南・逗子は移住者が多くて土地も建物も値上がりが激しく、その割に土地が狭いことから断念。(この後さらに西の大磯や茅ヶ崎、二宮も検討しましたが、同じく物件価格の値上がり、さらに坪数の狭さから同じく断念しました。)
軽井沢は良さそうな物件があり、価格もそこそこだったので結構考えたのですが、これはもう私の性格の問題ですが、軽井沢に住むことに対して何というか、ベタじゃない?、という気持ちが強くなり、どうせ移住するのなら何があるかよく分からないドキドキ感があるところがいいな、と思い断念。
(軽井沢でない)長野は東京への出社を考えると新幹線が止まる長野駅周辺を考えたのですが、東京ほどではないですが都会的な建物、住宅街で、折角地方に移住するならもっとワイルドな自然に身近に触れたいなと感じ断念。
そのあと、スキー場といえば新潟の越後湯沢。新幹線も止まるので東京へもアクセス便利、と思ったのですが遠すぎると即却下をされました。
※以上はもちろん個人の趣味嗜好による感じ方で、そこに愛着や運命を感じる方がいることもすごく分かります。あくまで私たちが、ということです。
そうして行っては違うな、ということを繰り返し、逗子から西へ西へと検討を続ける中で、ふと箱根という地名が浮上。当初は箱根って定住できるところあるの?と思いましたが、仙石原というエリアには町(箱根は箱根町という町です。町の前は足柄下郡という郡。移住って感じがするなーとゾクゾクした私は変でしょうか)で唯一のスーパーやドラッグストアがあり、コンビニも複数あるという定住地ということが分かりました。
そこから箱根・仙石原にズームインをして、10件は土地や中古建物を見て回ったと思います。良い物件が見つかっては訪問したので、3回くらい決まるまでに足を運んだと思います。さらに、1件決めても申し込んだところは抽選で落ちてしまい、途方に暮れましたが再度チャレンジし、やっと今の土地を購入できました。金額は書きませんが、東京では考えられないほど広いのにとんでもなく安く、予算を大幅に建物に振り向けることができたのはラッキーでした。
以上の右往左往の結果、土地が決まるまでに1年はかかっています。いろいろな土地を見て、調べて検討する中で、住んでみなければ分からないことはもちろんたくさんありましたが大枠で良いところも悪いところもある程度は分かった上で決定しているので、今のところ後悔するようなことはありません。
移住して、現在までの感想
一言で、本当に移住してよかったと感じています。
まず、箱根は全体が国立公園なのですが、本当に自然が豊かで美しい。
遠目から見る雄大な外輪山、近くで見る荒々しい木々、冬の朝日に反射する雪の景色などなど…
アウトドア関係も、移住を検討する前は全く知らなかったですが非常に充実。近場にキャンプ場がいくつもあるし、1時間以内にスキー場はスノーパーク イエティやふじてんスノーリゾート。東は小田原、西は沼津に降りれば1時間以内で海にも行ける。Hakone Mountain Ripperさんが運営するマウンテンバイクで箱根の森林を抜けるツアーもあったりします。芦ノ湖ではトラウト釣りが有名ですし、芦ノ湖倶楽部さんでカヤックやSUP、ウェイクボードなどを開催しているようです。
日常生活では、仙石原のスーパーは小さいし高いのであまり使わないですが、御殿場に降りれば(20~30分ほど)大きなスーパーを始め生活に必要なお店が揃っています。
ジムも、星槎レイクアリーナ箱根で1回100円で使用可能と激安。器具は都心のジムほどではないですが、週1日のジム通いを15年続けている身としても十分許容範囲内です。スポーツに力を入れている星槎大学が町から運営を受託しているからでしょう。
都心への通勤も、仙石原は仙石や仙石案内所というバス停から小田原駅まで直行のバスが出ており30分ほどで小田原駅に到着。小田原駅からは東海道線、急ぎの時は新幹線で30分ほどで東京駅に到着するので、そこまで遠いという感覚もありません。(高校の時に1時間半〜2時間かけて通学していたので、人よりは耐性が強いところは割り引く必要があるかもしれません)
そのほか挙げ出したらキリがないので、そちらはまた今度…
今回は、移住って本当に良いよ、箱根の仙石原も検討してみてください!、という内容でした。