Vol20「空き家バンク」情報の取り方
「空き家バンク」をよく聞くけど、情報の取り方が良く解らない。どの町にアクセスすればよいのか解らない。といった声をよく聞きますので、情報の取り方について書いてみました。
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
気に入った方は、フォローをしていただけると嬉しいです。
1⃣ 田舎の空き家情報は「空き家バンク」がおススメ
田舎の空き家の情報収集は簡単ではありません。
知らない土地では、地名を聞いてもピンと来ません。
住所からGooglemapで空き家の位置や周辺状況を確認することができますが、それで安心できるものでもありません。
そこで、おススメできるのが自治体が運営する「空き家バンク」になります。
自治体が運営しているだけで安心感があります。
また、概ね、丁寧な対応を受けることができます。
なかには、不動産業者に丸投げをしている自治体もありますが・・・
ただし、「空き家バンク」は自治体によって温度差がかなりありますので注意は必要です。
とくに、自治体によっては登録物件数が大きく異なります。
自分が希望する自治体の「空き家バンク」を閲覧しても、空き家情報がほとんど掲載されていないこともあります。
それでも、空き家以外の情報も同時に収集ができますので、まずは「空き家バンク」から情報収集をしてみては如何でしょうか。
2⃣ 全国の自治体の「空き家バンク」情報はココを見る
全国には1720件前後の自治体があります。
近年では、そのなか多くの自治体が「空き家バンク」事業に取り組んでいます。
もしも、希望する移住地が決まっているのならば、その自治体のHPから空き家バンクのサイトに進めます。
とりあえず、たくさんの自治体の「空き家バンク」から情報を収集したいのであれば、次のサイトがおススメです。
全国の自治体の空き家バンクのリンク情報は、国土交通省が運営します「全国地方公共団体空き家・空き地情報サイトリンク集」で網羅されています。
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/akiyabank_link.html#q1
3⃣ 民間サイトからも「空き家バンク」情報を収集
「空き家バンク」に掲載されている空き家情報を掲載する主な民間サイトは次の通りです。
① アットホーム株式会社
https://www.akiya-athome.jp/government/
② 株式会社LIFULL
https://www.homes.co.jp/akiyabank/towns/
③ 田舎暮らしの本WEB
https://inakagurashiweb.com/category/property/
④ 田舎暮らし物件の総合サイト「ビギンズ」
https://www.inaka-chintai.com/akiya-bank/
④ みんなの0円物件
https://zero.estate/
⑤ 家いちば
https://ieichiba.com/
ただし、民間サイトに掲載されている「空き家バンク」情報は、実際に自治体が公開している空き家情報の一部しかありませんので注意が必要です。
また、更新が遅れていることも多く、既に売却済の物件も掲載されていますので注意しなくてはいけません。
そのなかでも、①アットホームさんと、②LIFULLさんは、都道府県別に自治体の掲載数が一目で解るように整理されています。
掲載数の多い自治体からチェックして見ることをおススメします。
なぜならば、良い物件に出会える確率が高いからです。
そこで良い物件を見つけたのならば、再度、その自治体HPから最新情報を確認してみるのも良いでしょう。
4⃣ TOPの画像
最後に、私のおススメ移住地をご紹介します。
熊本県南小国町の黒川温泉
私の一番好きな温泉地ですね。
黒川温泉郷には、三十軒の宿がありますが、それらすべてを合わせて「一つの旅館」とする考え方をとっています。
黒川温泉の魅力は全ての露天風呂を利用できる「入湯手形」にあります。
「露天風呂めぐりの黒川温泉」というブランドが作られたことで、今では大人気の温泉地ですよね。
「一軒で儲かるのではなく、地域全体で黒川温泉郷を盛り上げる」といった考え方が素晴らしいです。
毎日露天風呂めぐりができれば、本当に最高ですよね。
最後まで読んでいただき有難うございました。
気に入っていただけたら、フォローをしてもらえると嬉しいです。