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デザイナーが5日間でビジネスを学び投資交渉をしてみた

4,5日目は「資金調達資料設計」と「投資家に投資交渉」について学んだ

私はビジネスモデル構築設計から投資家に投資交渉までを実践しながら学べるHUNTERCITYの「進撃のWEEK」というものに参加している。
本日は4, 5日目。進撃のWEEKではシリコンバレーへ渡米されていた戸村光さんを講師とし、5日間で資本主義で生き残るために必要不可欠なノウハウを教えてもらう。デザイナーとしてビジネスを学んだ感想と実践結果を紹介する。


実際に自分がやりたい事業を元に投資家にピッチをする練習をする。
投資家の戸村さん含む約35名の前でピッチをし、投票で80%以上の人が応援したいを押してくれれば次のステージで本物の投資家さんの前でピッチをするチャンスが得られる。

結果は80%以上の方に応援したいと思ってもらえた。嬉しい!!^^

次の章からどのように考えてピッチ(プレゼン)を行ったのかをシェアしていく

ピッチとはなにか

投資してもらうためにはピッチがかかせない。
ピッチとは自分の事業がどんなに魅力的でどれだけの儲けられるポテンシャルがあるのかを伝えるものだ。
Airbnbのピッチ資料を実際に見せてもらった。たった10枚のスライドだが、背景、解決策、マネタイズ方法が凝縮されている。そしてなによりAirbnbがあればどんな良い未来になるのかが手にとるように分かる資料だった。

ピッチの構成

私も明日の2分間のプレゼンに向けて言いたいことを整理して資料を作ってみたので、私の「余った端材を売買できるプラットホームTrush Up」の事業アイデアをどういう流れで作成したのかを振り返る

資料構成はいくつかの事例から学び、

⭐️タイトル どういうものなのかを一言で
⭐️背景 ここで共感してもらう
課題解決方法 
 ⭐️ユーザーの課題解決方法を具体的に
 プロダクトモックアップ
 三方良しのビジネスモデル
 ⭐️解決した未来を提示
⭐️マネタイズ方法競合優位性今後の展開
投資をお願いします

という構成にした。⭐️をつけたところは3分という時間の中なので重きをおきたい場所にマークをつけた。
またday2で習ったように誰の課題を解決したいのかぶれないようにペルソナを設定した。

背景と課題

まず私のターゲットは美大生
製作費のためにバイトしてる
製作費は高く、材料を見つけるのも難航している
卒制の制作費は通常10万以上 家具とか油絵とかサイズによっては100万円にのぼることもある。

例えば

武蔵野美術大学 建築学科の方の作品 制作費 約10万円

武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科の方の作品 制作費 約9万7000円

のように制作にはとにかくお金がかかる。

この金額の中には試作品や使いきれなかった資材代も含まれている。一部分にしか使わなかった布のあまり、切り落とした木材の余り、買ったけど使わなかったアクリル版など、ものづくりというのは、作品では使わなかった大量の端材がでる。作品作りが終わるとその資材たちは端材となり、ゴミになっていってしまう。一方、その端材を資材として使いたい学生もいる。
私もその一人で行き場がなくなったスタイロやアクリル版が家に眠っている

解決作

そこで余った端材を抱えてる人資材を探している人のマッチングを行えれば端材を宝に変えることができるのではと考えた。
また、端材を出品する人は自分のもっている情報も付加価値としてつけて出品できる。これによりコロナ渦で大学生同士の繋がりを作りづらい今コミュニケーションのきっかけをつくる

双方へのメリット

売る人
お金になる/ 捨てなくて良い楽 
買う人
制作費を抑えられる / 材料を探す手間が省ける / 先輩や同級生との繋がりができる
端材を売買できたら時間もお金も抑えられて制作に集中できる

ビジネスモデルは
学生同士の直接の取引は手数料0円
広告収入

アプリのイメージ

アプリのUIイメージを簡易的に作ってみた
簡易的にジモティーやメルカリのUIを元に画像を組み合わせた。今回は作る時間が1日だったのでそのままUIを使わせてもらっているが、ちゃんとしたピッチの場合はもう少し綺麗にオリジナルで作った方が良いと思う。

意識したこと

戸村さんからピッチはノリと勢いだ!と習ったので市場規模やマネタイズについては質疑応答の際に詳しく答えようとわりきり、Trush Upが導入された未来を語るように意識した。プレゼンで伝わるように意識した流れを書いておくと

プレゼンの冒頭で共感 
たしかに!そういう問題あるよねと直感で感じてもらう

納得のいく解決作の提示 
たしかに解決できそうとロジックで納得してもらう

付加価値の提示 
課題解決に止まらず+αの価値を感じてもらう。競合優位にもつながる

お金について
現実的な施策で納得してもらう

事業が成功したときの理想の状態を示す
事業が社会貢献に繋がることを想像してもらう

感情に訴えてロジックを説明し感情で締める流れにした。
最終スライドはクリエイティブに集中できる学生を増やす未来を提示した。
またTrush UpはSDGsの作る責任、使う責任を解決する側面もあることから、事業によって社会貢献に繋がることを想像してもらえたと思う。

この5日間の進撃のWEEKを通してビジネスのことが少し分かったし、デザイン視点にビジネス視点を交わえて考えることができるようになった。
最終日は資料作りで徹夜してしまったが、朝の7時から毎日起きて講義を受け、アウトプットをかかわなかった自分に拍手を送りたい

そして5日間講義をしてくれた戸村光さんありがとうございました



この進撃のWeekは招待制なのでもし興味のある方はご連絡ください^^


進撃のWEEKの記事はこちら


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