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移住したい時、最初にやっておく2つのこと
ご訪問ありがとうございます。
子育てをきっかけに地方都市へ移住した、岡貴昭です。
移住をしたいという気持ちが強くなってきた
移住のために具体的に動き出したい
このように移住を現実的に考え始めた時、まず何から手をつけると良いでしょうか?
移住サイトを見るとたいてい書いてありますが、まずは
「移住の目的をハッキリさせる+譲れない条件の洗い出し」
です。
私も素直に従って、最初に手をつけました。
そして後々になって、この手順を守ることがどれほど大事かよくわかりました。
今回は移住を考えたら、「一番最初に始めること」について、実体験を交えながら説明します。
最初にやること2つ
①移住の目的をハッキリさせる
まずは移住の目的をハッキリさせます。
こう書くと、
移住したいと思って動き始めてるのに、わざわざそんなことする必要ある?
色んな場所を見てれば自然と移住先なんて決まりそうなのに?
と思うかもしれません。
ですが、移住先を探していると必ずといっていいほど「ここもあそこも良さそう」という状態になってきます。
その時に”自分の”移住の目的がハッキリしていれば、どんどん迷走して移住候補地が決められなくなる、という事態を避けられるのです。
私の移住の目的は、自己紹介記事にも書きましたが次の3つでした。
親の自分たちが”おおらか”でいられる場所へ移住したい
子どもに適度な自然と教育環境のある場所へ移住したい
実家がある私の地元と適度な距離感の場所へ移住したい
これらをiPhoneのメモ帳アプリに記録して、いつでも見られるようにしていました。
実際に移住先を探していると、
「最近は福岡市に勢いがあって移住者にも人気みたい。気になる」
「山梨の韮崎市も移住に力を入れていて何だか良さそう」
とあちこちが気になります。
そんな時に、メモ帳を見て自分の移住目的を見返すと、
「良さそうに見えてたけど、自分の移住目的には合わないな」
と冷静に判断できました。
こんな場面が何度もあったことを今でも覚えています。
移住を考えたら、
「まずは移住の目的をハッキリさせる。そして明文化していつでも見返せるようにする」
これをやりましょう。
②譲れない条件の洗い出し
移住の目的がはっきり自覚できるようになったら、次は
「譲れない条件の洗い出し」です。
具体的には、
移住先に何を求めるか、希望条件をリストアップする
その中でどうしても譲れない条件を3つほど決める
ということをします。
私は初め、希望条件をザーッと書き出したのですが、そのままにしていました。優先順位をつけたり、「これだけは譲れない」という条件を選んだりはしなかったのです。
というのも、
「日本には膨大な市町村があるんだから、どこかには自分たちの希望条件をほぼすべて満たしてくれるような場所があるだろう」
と高をくくっていたから。
ですが、当たり前といえば当たり前なのですが、そんな場所はありません。
探せど探せど、希望条件の2~3個を同時にクリアしてくれるところがたまに見つかる程度です。
そうなってから、ようやく観念して、譲れない希望条件を選ぶことになりました。
私が移住先を探し始めた時にリストアップしていた希望条件は、次のとおりです。譲れない(=妥協できない)と考えた条件には★印をつけています。
子どもの出す音を周囲に気にせず住める環境★
子どもの医療費無料★
自然環境が良い★
小児科を含め病院がある程度ある
教育に力を入れている
いじめや不登校が少ない
ネット環境に問題がない
できれば都市ガス
国民健康保険が高すぎない
できれば家賃6万円以下
車でスーパーは15分位内、ショッピングモールは1時間位内
宅配で追加料金にならない
近所の目を気にし過ぎずに済む
車の運転マナーに問題がない
その地域の人に違和感を覚えない
雪が少ない
台風、地震、津波の災害が少ない
熊やイノシシが出ない
図書館や美術館など文化教養施設の充実
田舎ではなく地方都市(ムラ社会は避けたい)
これをすべて満たしてくれる場所はありませんでした。
ですが、移住先を「さあ、これから探すぞ」という時は、「ある」と思っていたんですよね。
迷走気味だった時に、希望条件に優先順位をつけたところ、諦めるべきところは諦めるということができるようになりました。
そこまで来てようやく、移住候補地が絞り込めてきます。
自分の経験からしても、
「移住目的の明確化→条件のリストアップ&譲れない条件の選択」
は移住を考えたら、まず初めにやっておくのがいいと断言できます。
なぜ最初にやらないといけないのか?
最後に、先ほどまでの話題に関連した「移住前後のあるある」をさらっと紹介しておきます。
候補地を調べるうちにわけがわからなくなってくる
前半でもふれましたが、”自分の移住目的”がはっきりしていないと、移住先を探せば探すほどにわけがわからなくなってきます。
あっちもこっちもよく見えてくるからです。
そして困ったことに、
ある程度移住候補地が絞り込めて来てからも
移住先がほぼ決まりかけの時も
こうした気持ちはたびたび湧き上がってきます。
なぜこうなるのか?
きっと不安だからだと思います。
自分なりに調べて移住先が決まってきているけど、「本当にココで良いのかな?」という不安はずっと頭のどこかにあるのだと思います。
だからこそ、「移住目的の明確化→条件のリストアップ&譲れない条件の選択」が大事なのです。
不安になった時にここに立ち返ることで、自分の選択に自信を持てるようになります。
「どうして移住するの?」「どうしてここに移住してきたの?」は本当によく聞かれる
もう一つ。
移住前であれば「どうして移住するの?」
移住後であれば「どうしてここに移住してきたの?」
というのは、本当に頻繁に聞かれます。
移住前であれば、家族、友人、知人、移住相談先(行政の担当者さん)に聞かれます。
移住後なら、移住先の行政担当者さん、近所の方、その地で新たに知り合った人。
こうした疑問を投げかけられても、「自然に答えられるんじゃないの?」
そう思うかもしれませんが、いざその場になると案外戸惑ってしまうものです。
なぜなら、
移住を考え、
候補地をいくつも調べ、
現地を見にいって多くの情報を受け取り、
あらゆる要素を比べた上で移住先が決まる
という手順を追っているうちに、自分の中に膨大な情報や考えがたまり、それらがなかなか整理されることはないからです。
移住はシンプルに済ませたいものですが、そうそうシンプルには済まないのが実際のところ。
移住の目的や希望条件をクリアにしておくことで、人に移住理由を聞かれた時にもたつかず答えられるようになります。
今回は以上です。