なぜnoteには低評価ボタンがないのか?
「どうしてnoteには低評価ボタンが無いのだろう?」
というつぶやきを見て、私なりに理由を考えてみた。
荒れるから
個人的にはこれが一番の理由だと思う。
低評価が存在するサイトをいくつか思い浮かべてみた。
YouTube
ヤフコメ
ガルちゃん
Amazonの星1レビュー
Googleの星1レビュー
こうして挙げてみると、おぼろげながら共通点が見えてくる気がする。
なんていうか、こう、荒れてるよね。
もちろん低評価がなくても、罵倒や罵りが飛び交うコメントで溢れるサイトはいくらでもある。
しかし低評価機能が存在して、かつ平和なサイトというのは想像しにくい。
おそらく大半が荒れているか、過疎っているんじゃないだろうか。
noteに低評価ボタンが実装されて起こること
noteに低評価ボタンが実装されると以下のような人たちが現れるだろう。
全部の記事に低評価を押してまわる人
「低評価押すなら記事見ないでください」っていう人
「低評価されるの覚悟で言いますけど」って予防線を張る人
自分が気にいらない記事を引用して「この記事に低評価お願いします」っていう人
すごくギスギスした雰囲気になりそうだ。
とはいえ低評価ボタンが欲しい気持ちは分かる
低評価ボタンが欲しい気持ちは正直わかる。
私も心の中で低評価を連打しまくった記事がいくつもある。
気にいらない記事に大量の低評価が集まるのを眺めて
「それ見たことか!」
って溜飲を下げたい気持ちはすごく理解できる。
みんなで寄ってたかって低評価を付けて、コメント欄に暴言を書き残す。
きっと、やってる方はすごく楽しいだろう。
でもこれ、いじめだよね。
noteのアクセス数は今より伸びるかもしれないが、
地獄のようなサイトになり果てる可能性が高い。
低評価を実装するメリットが運営にない
さて、noteに低評価が実装される可能性はあるのだろうか?
現在の運営体制なら、ないと断言できる。
なぜなら運営に何のメリットもないからだ。
低評価ボタンを実装すれば、確かに一時的にnoteのアクセス数は伸びるだろう。
ただしそれは瞬間的なもので、荒れたnoteからはクリエイターが去っていくので、長い目で見ると人は減少していく。
低評価を付けまくったり、他人とレスバすることに生きがいを感じているような連中が、人様の記事を購入してnoteに金を落とすとは到底思えないので、課金しない人間だけが残ることになる。
そもそもnoteは広告を出しているサイトじゃないから、アクセス数が伸びることと利益が上がることが必ずしもイコールではない。
運営側に何一つメリットがないのだ。
そもそも何のために低評価という機能が存在するのか
なぜ低評価という機能が存在するのかということについては、いくつか理由が考えられる(ちゃんとは調べていないので憶測である)。
運用の参考にするため
スパムなど、不適切な内容のものを判別するため
荒れることを承知の上で、アクセス数を伸ばすため
元々は運用上の参考にするなどの理由で
低評価が実装されたのかもしれない。
しかし今はほとんどのサイトが、本音を言えば
「荒れてもいいからアクセス数を伸ばすため」
に低評価を実装しているのだろう。
今後noteに低評価が実装されるとしたら、
大量の広告も実装される可能性が高い。
そんな未来が訪れないことを切に願う。