OMO業界カオスマップから考察するOMOが創る世界
OMOとは
OMOとはOnline marges with Offlineを略したものです。直訳するとオンラインとオフラインの合体。直訳を見てもわかるようにオンラインとオフラインの垣根を取り払い、シームレスな顧客体験のサービスが該当します。
OMO先進国の中国ではアリババやTencent等の巨人達が巨額の資金をつぎ込んでおります。またアメリカでは世界最大の小売企業のWalMartやアマゾン等の流通企業やRobomart等のスターアップも参戦しており熾烈な競争が起きております。日本ではまだ広く認知されておらず、導入自体も少ないのが現状です。しかしながらソフトバンクグループのSVFの投資先にもOMOに取り組んでいる企業があり、世界的にはOMO推進の流れてができています。
OMOが創る世界
OMOが浸透した世界は「アフターデジタル」になり、全てがデジタルに包まれている社会となります。
例えばあなたがランチを食べたいなと外に出て電動キックボードに乗り、always LUNCHを使いランチを食べ、帰りが雨だったので傘シェアのサービスを使う。全てのサービスがモバイル上で完結し、リアルな世界でサービスの提供を受けます。
ランチで使ったお店はCRMを元にお客様を分析し、接客からリピートまで繋げる事ができ、自治体は電動スクーターと傘シェアの移動データを元に観光誘致や都市設計をすることができます。
今までは繋がっていなかったデータが一つに繋がりより良い社会が実現します。
キャリア戦争
カオスマップを見てピンときた方もいるかもしれませんが、国内のOMOサービスの多くが通信会社の運営や資本・業務提携先です。
現在ではOMOサービスを運営するにはインターネット通信が必須であり、各通信会社はインターネット環境のさらなる発展と浸透に向け力を入れています。
事実、日本では他の先進諸国と比べインターネットの普及率やスマートフォンの普及率は低い傾向にありますのでOMOが世間に浸透する=スマホを持つ人、通信回線を導入する人が増えるとういう図式が完成します。
ではカオスマップ元に各陣営を見ていきましょう!
NTT docomo陣営
・d払い
・Easy Eat
・docomo bike share
・O:der(資本業務提携)
・Japan Taxi (資本業務提携)
・S.RIDE(資本業務提携)
・TORETA((資本業務提携)
・リクルート(業務提携)
・メルペイ(業務提携)
ソフトバンク陣営
・PayPay
・Sub.
・HELLO CYCLING
・LINE Pay (合併中)
・MONET(合弁会社)
・DiDi(出資・合弁会社)
・ALIPAY(出資)
・Uber (出資)
・ebisol(業務提携)
KDDI陣営
・au Pay
・LAWSON(資本業務提携)
・S.RIDE(資本業務提携)
・Lime(出資)
・ヨヤクノート(業務提携)
※ 過去のプレスリリース等を元に書いておりますので誤り等があるかもしれません気づいた方はコメントまでお願いします!
上記の通り日本ではすでにOMO、アフターデジタルに向けた熾烈な競争は始まりつつあります。
特に各キャリアは決済、5Gの提供開始もありMaaSに注力していることがわかります。各社ごとに特色が出ており、docomoは国内事業者が多めですがソフトバンクはSVFで投資している海外勢とも連携しており特にモビリティと決済に注力しています。KDDIに関しましては他の企業と比べ少ない印象があり、過去の買収した企業等を見るとOMOよりIoTに注力している形です。
alwaysについて
イジゲン株式会社では、サブスクリプションプラットフォーム「always」の開発・運営を行っています。
always上には様々な店舗様、企業様が定額制の商品を販売していたり、イジゲン自身でも「always LUNCH」「always DRINK」という定額制プライベートブランド(PB)を展開しています。
選択肢が異常に増えた現代社会では、これまで企業や店舗は新規顧客の獲得のためにかけていたコストを、今後は既存顧客のリテンションのために消費するようになります。
リテンションを増やすためには、マーケティングのパーソナライズ化と、決済のサブスクリプション化が進むと考えるのが自然です。
alwaysはその後者、サブスクリプション化を支えるプラットフォームです。
しかし、これまで日本でサブスクリプション化がそれほど進んでいなかった領域(特にフィジカル領域)に進出するためには、データが足りません。
サブスクリプション化すると果たしてどれくらいのユーザーがどれくらい利用するのか、利用に対しての満足度は店舗&ユーザーともに高いのか、持続発展性があるのか。
これを実証できるのはスタートアップしかおらず、その中でも道を切り開く先頭に立っているのが僕たちのPB群です。
alwaysはこれまでの実績を活かし、今後は自社PBやalways上の店舗様のみではなく、サブスクリプションがベースにある他社製OMOサービスについても同一プラットフォーム内で利用できるようになります。
alwaysはこれからもゆっくりとオールインクルーシブなプロダクトへと進化し、あなたに寄り添いながら「OMOが創る世界」を着実に実現してゆきます。
always with you.
最後に
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
イジゲンでは、「OMOの創る世界」の実現のため【OMOコンソーシアム】の設立を目指します。
企業の垣根を越えボーダレスにつながることで、より暮らしやすい社会を早期に実現するため、賛同し協働いただける企業様を募集しています。
興味のある方、賛同していただける方は info@ijgn.jp (担当:多田)までご連絡をお願い申し上げます。
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