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サッカー日本代表:国際親善試合アメリカ代表・エクアドル代表(海外遠征)

カタールW杯前最後の代表活動ではアメリカ、エクアドルとの2試合が組まれている。今回の国際親善試合は海外遠征となりドイツ・デュッセルドルフにて試合が開催されることになった。W杯グループリーグ初戦で対戦するドイツで日本代表がどういう試合を見せるのか注目している。

アメリカ戦:マッチレポート

日本は4-2-3-1でスタート。トップ下に鎌田選手を配置するパターンで来たが、基本フォーメーションは4-2-3-1がベースで考えているのだろうか。

あくまで4-3-3は守備的に行くためのプランBの意味合いがあると思ったのは、センターフォワード不在と中盤3枚の構成が1パターンしかないところに落ち着いたのかと考えたが、アメリカが4-3-3で来るのがスカウティングでわかっていたから日本がフォーメーションを変えて対応した柔軟性を見せたと考えるのもありだ。

相手の出方を予測しての選手起用やフォーメーションを決めることが出来れば理想だが、それがハマった結果が前半の良い試合を生み出していた。

後半から選手を入れ替えたことで、立ち上がりは前半と同じようにはいかなかった。前線からのプレスが前半ほど機能しておらず、アメリカの攻守の切り替えの速さに対応できない場面もあったが、ダブルボランチを中心にチームとしての守備は90分を通して安定していた。

欲を言えば、追加点をもっと早い時間帯で奪えたらゲームプランとしては理想だったかもしれない。積極的にゴールを狙うのか、1点をリードしているから無理せずに攻守のバランスをとるのか、はっきりしないプレーも見られたが、アメリカ戦での結果と内容には満足している。

https://footballnote.jp/2022/09/24/japanblue137/

エクアドル戦:マッチレポート

日本は4-2-3-1、エクアドルは4-3-3でスタート。相手が4-3-3で来る時、日本は4-3-3で迎え撃つのではなく4-2-3-1で戦うことは2試合を通じて理解できた。
それでも日本の4-3-3がアジア以外でどこまで通用するか確認したかったが、グループリーグ初戦のドイツ戦まで温存した可能性も考えられるし、6月のチュニジア戦で3失点を喫したから使わない可能性も否定できない。

エクアドルは前半から激しいプレスから縦に早い攻撃を仕掛けてきた。日本にボールの取り所の目星をつけらえないようにボールを動かしていたので日本のプレスは全くハマらず、ジリジリとラインを下げてしまい守備に回る時間帯が多かった。
日本のマイボールの時間帯もあったけど、バックパスや消極的な横パスばかりで興ざめだった。苦し紛れに蹴り出す縦へのロングボールだけでは相手の守備は崩すことは出来ない。

後半、日本は上田選手を投入して前線で起点を作れるようになってからは徐々に攻撃の形を作れるようになってきた。しかし最後のところで決定力不足を露呈し得点には繋がらなかった。
この試合、1番の見せ場を作ったのはシュミット・ダニエル選手。後半38分のPKを止めてスコアレスドローに持ち込み守護神争いに名乗りを上げた。

https://footballnote.jp/2022/09/28/japanblue138/


2022年9月.日本代表国際親善試合「招集メンバー」

[GK]
1.川島永嗣ストラスブール/フランス)
12.権田修一清水エスパルス
23.シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/ベルギー)
30.谷 晃生(湘南ベルマーレ

[DF]
5.長友佑都FC東京
22.吉田麻也シャルケ/ドイツ)
19.酒井宏樹浦和レッズ
3.谷口彰悟川崎フロンターレ
2.山根視来(川崎フロンターレ
20.中山雄太(ハダースフィールドイングランド2部)
16.冨安健洋(アーセナルイングランド
28.伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ)
4.瀬古歩夢(グラスホッパーズ/スイス)

[MF]
8.原口元気ウニオン・ベルリン/ドイツ)
7.柴崎 岳(レガネス/スペイン2部)
6.遠藤 航(シュトゥットガルト/ドイツ)
14.伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
10.南野拓実モナコ/フランス)
13.守田英正(スポルティングポルトガル
15.鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
27.相馬勇紀(名古屋グランパス
18.三笘 薫(ブライトン/イングランド
24.旗手怜央(セルティックスコットランド
21.堂安 律(フライブルク/ドイツ)
17.田中 碧(デュッセルドルフ/ドイツ2部)
11.久保建英レアル・ソシエダ/スペイン)

[FW]
9.古橋亨梧(セルティックスコットランド
25.前田大然(セルティックスコットランド
26.上田綺世(セルクル・ブルージュ/ベルギー)
29.町野修斗湘南ベルマーレ

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