もう、寒い
九州など西のひとびとには申し訳ないが、東京も大雨が続いている。窓を開けていると寒いくらいだ。
日曜日のZUMBAも歩いて向かった。大雨で参加者数は減っていたが、テコンドー、淡い顔、上級者のソダさんと同志3名がそろい踏みだった。
新しいシューズを「友引」に下ろしたが、なかなかに具合がイイ。ソールの薄さも飛び跳ねなければ問題ない。右ヒザを庇って大人しくやった。
戻ってから『アポロの杯』を読む以外は、延々と寝た。夏の疲れも溜まっているので、気が付くと寝ている。ヒザの痛みが休息を要求している。
三島由紀夫はリオの後、サンパウロやリンスに行きリオのカルナヴァルに合わせてリオデジャネイロに戻って来る。彼はこの祭りを「謝肉祭」と呼んでいる。毎年2月末である。
キリスト教の宗教と関係ないのが特徴だと言っている。
祭りのあいだ中「私は陶酔した」と正直に語っている。「本来額縁舞台は、登場人物が密室の中で、観客に見られていることを知らずに行動しているという仮構なのであるが」と述べ、舞台に通じる花道の重要性に触れ、サンバの行進が「街中が花道になっている」と絶賛していた。
しかし題名が『アポロの杯』であるように、彼の興味はギリシアにある。バリもロンドンも好きでなく、白い石に魅了されている。イーズカもアテネとデルフィに行きたくなった。
高校生の時に読んだ西脇順三郎の詩が好きだった。
「太陽
カルモジインの田舎は大理石の産地で
其処で私は夏をすごしたことがあった
ヒバリもいないし 蛇も出ない
ただ青いスモモの藪から太陽が出て
またスモモの藪へ沈む
少年は小川でドルフィンを捉えて笑った」
乾燥した土地は、日影に入ると、とても寒い。
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