『ハリケーン・ヨーコとの午餐』

 昨日はヨーコの実家近くの「しゃぶしゃぶ屋」で午餐した。12/19(土)のギャラが渡してなかったし、領収証も受け取らねばならない。
 指定された「しゃぶ葉」は1800円程度で、11時から16時まで「食べ放題」メニューがある。

 イーズカが着いた時、彼女はすでに肉皿を10プレートほど平らげていた。
 事前に「もうメニューは決めたから、何か希望や外したいモノはある? 」と訊かれたので、「ワタシはオンナの好き嫌いはあるが、食べ物の好き嫌いはない。」と答えた。
 まあ、ヨーコの食べっぷりは見事で、アスリートの食事はかくあるべし、との王道を行っている。

 イーズカも出遅れながら、追い着こうとしたが無理であった。午前中には、ジムのZUMBAに出ていた。先週1週間はまったくジムには行けなかったので、久しぶりに爆発した。運動強度を上げるために、限界値までアレンジした。
 直前にイントラ追っかけオンナが居たが、イーズカのアレンジの凄まじさに笑い転げている。
 「リズムが狂う」なんぞというレベルではない。「異次元世界に逝ってしまった異星人」を見る眼差しで、腹を抱えている。
 そう、「イーズカはアイララ星に、赤いクツを履いて」住んでいる。

 しかしレッスン後、体重計に乗ったら2キロも痩せていた。「これは、食わねばならない」と思って挑戦したが、ハリケーン・ヨーコの食欲にはかなわなかった。

 当然、この店は奢らされた。近所の喫茶店に移動して、カネを渡して、領収証を受け取った。その時、「500円のお釣り」を貰うのだが、「前にも一緒に行った『湯けむりの里』の回数券があるの、もう明日は出発だから2枚が残ったままのチケットに、350円の岩盤浴券をプラスして、差し上げるわ」と500円玉を奪い返されて、喫茶店の代金まで払わされた。

 入館券は期限が無いが、岩盤浴券は12/31までの期限があった。よく見たら「岩盤浴半額券」となっており、残りの350円を追加する必要がある。
 メチャクチャに寒い日だったので、ヨーコとハグして別れてから湯船に浸かった。ジャグジーも多彩でカラダが解れた。
 温まり、カラダも軽くなったが、サイフは遥かに急速に軽くなった。

 別れしな、「アンタの仕事が優秀なのは良く分かったわ。次回は4月に来るから、ショウの段取りと集客をしといてね。」と、この時だけは媚態を見せた。

 その後、新宿ゴールデン街、渋谷のんべい横丁と「お詫び行脚」が続くのだが、あまりにオモシロイ展開になったので、続きは明日書きます。

 ハリケーンに付き合うと、疲れる上に金をむしり取られる。


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