昼から飲むと20時には酔っぱらう

　ひょんなことから知り合った絵描きの女性の個展があったので見に行った。渋谷スクランブル交差点向かいのツタヤの7階である。

　いろいろ話して、ポストカードを4点ほど買ってきた。山森冬美というのだが、明るく楽し気な絵本のような作品である。アクリル絵の具で描いている。多摩美で教えているウサト氏の個展で、彼の教え子だと言われて知り合った。
　イーズカの趣味としてはダリのようなオドロオドロシイ、シュールリアリズムの絵が好きだが、彼女の絵も、ある意味シュールリアリズムだ。良い絵だと思う。

　それからのんべい横丁「淡路」に行った。慶応の40年後輩のアカネが入っている。休業期間中はほぼ毎日どこかで飲んでいたらしい。
　オトコを乗り換えて楽しく過ごしているようだ。「他人の幸福なんぞには興味が無いから、不幸になったら電話してくれ」と返事した。
　りべかの蛸焼堂で「カラダ目当てだ」と広言していると話したら、「それはもうセクハラですね」と言われた。そう、陰湿なセクハラは嫌いだが、露骨なセクハラは常にしている。相手にとっては迷惑だが、イーズカの美意識はそれを許す。

　ウラの紫水では久しぶりに映画監督のヤン・ヨンヒと会った。最初気が付かなくて店主に教えられた。彼女が東中野から引っ越す時に、少し手伝った。最近結婚したダンナと一緒だった。

　最後は新宿ゴールデン街のエスパに行った。絵描きの宮島氏が居て、大きな絵を描いていると言っていた。先の山森冬美のポストカードを見せたら、「良い絵だね」と言ってくれた。

　16時に飲み始めて20時には酔っぱらう。サラリーマン生活では無いので、この時間帯でも大丈夫。

　健全な酔っ払いは、過酷な運動とヒマな生活に宿る。