イスラエルのミサイル防衛策とイージス

 ガザ地区へのイスラエルの攻撃が凄まじい。ハマスがロケット弾を撃ち込むのに対して、迎撃システムが作動して片っ端から撃ち落としている。
 さすがイスラエルのロケット迎撃システムは見事である。ハマスのミサイルなどほとんど着弾しない。

 そのニュース解説を聴いていて笑ってしまった。ハマスのミサイルなど一発数十万円ていど、それに対するイスラエルの迎撃弾はシステム費も含めると一発数百万から数千万円で、費用対効果が悪すぎる。
 それでガザ地区への軍隊投入を予定しているらしい。

 日本の場合は北朝鮮対策でイージス艦に加えて、イージス・アショアという陸上システムも導入しようとしたが、候補地選定のデータが大間違いで撤回せざるを得なくなった。
 もともとイージスなど「敵の弾丸を、ピストルで撃ち落とす」発想なので、撃ち落とせる精度などあるのか、と疑っていたが単純な結論が分かってしまった。

 要は「ゴミのようなミサイルでも、偽装弾でも撃ち落とさざるを得ず、カネが掛かり過ぎて使えない」のだ。
 北朝鮮が一発だけのミサイルしか撃てないなら良いが、どんなにビンボーでも数十発は撃てる。

 イージスシステムは設置するだけで数千億円、維持費に数億円、迎撃ミサイル単体でも数千万円は掛かる。そんなモノを配備するカネがあるならば、コロナ対策の病院・保健所の復活や、医師や看護師の養成など緊急課題が山積している。

 要するに自民党がアメリカ軍の下請けとして、整備しようとしている防衛費など宗主国への上納金に過ぎず、植民地ニッポンを際限なく弱体化していく。
 防衛の意味すら無く、米国軍需産業を富ませるだけだ。

 自民・公明・維新の権力サイドは、マッカーサー占領下の敗戦国よりも更にヒドイ売国奴政権である。
 スガの顔など奴隷の「牢名主」の顔でしかない。卑屈で、無知で、無能で、自主性などカケラも無い。


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