創作日記 その4

 昨日は早めに帰宅して寝てしまい、深夜の1時頃に起きた。

 このところの雑用は済ませたので、小説書きに取り組んだ。一気に5ページほどは書き進んだ。
 竜宮城に舞い戻ってから、各種のトリップ話に入るのが難しかった。

 何らかの辻褄を合わせないと、話の移行が不自然で納得できない。普段の作文は、実際に起こったことについて書いているので、リアリティは普通に保たれる。
 創作となると、そうは行かない。でっち上げが可能な分、それに応じた出来事を挟まないと、話が流れて行かない。

 小説というモノを書いたことが無いので、「創作とは、こういう苦労があったのか」と思い知らされている。あまりにも唐突な話は、読者が受け入れない。その前に、自分が受け入れない。

 オモシロさのつくり方が、普段の作文とは違う。個別のエピソードの笑いよりも、ストーリー展開の面白さが無いと話に引っ張り込めない。

 書いている自分自身がのめり込めないと、他人には読ませられない。今のところ、「地の文章」が中心で会話文が少ない。そこまで登場人物になり切れないのだ。
 作文しながらトリップ状態に入ることは、日常的に経験しているが、小説の場合はすこしばかり趣きが違う。

 未体験領域なので新鮮だが、少しドギマギしている。

 しかし思い悩んでいてもまったく進まないが、書きさえすれば出て来るモノはある。
 まずは書いてみて、あとから徹底的に直す。


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