ヒザを痛めた

 昨日・今日とゴールドジムの夏季休暇である。月に1日しか休まず、7時から23時30分まで営業しているので当然だと思う。
 この2日間で色々なメンテ作業も入る。銭湯よりも便利だし、家の風呂など使っていたら、掃除が厄介だ。

 この2日くらいは運動を休むかな、と思っていたら、右ヒザが痛い。サポーターをしていると痛みが無いので、完治したと思ったら大間違い。真剣に痛い。
 長年お世話になっている整骨院に駆け込んだ。ショックマスターという、電気ショックを与えて痛めつけ、それにより自然治癒力を活性化させる治療法だ。大リーグの大谷あたりも使っている。
 一旦は壊すので治療中は痛いし、つぎの治療まで5日間は待たなくてはならない。
 固定系の箇所を痛めると、この治療法しかない。筋肉などの伸縮系は使わずにいるだけで治るが、腱などは治らない。古傷となって後々まで祟る。
 死ぬまで元気に動きたいので、左肩も左ヒザもこの方法で完治させた。最低でも10週間くらいは通う。

 テーピングもしてもらったのでラクになったが、上野の東京都美術館に「イサム・ノグチ展 発見の道」を観に行く予定にしていた。
 あまり歩きたくないので、家のすぐウラの小滝橋車庫から都バスで「上野公園行き」に乗った。
 初めて乗る路線で公園まで直行なので有難い。早稲田を抜け春日を経由して進む。
 しかし到着地は不忍池の手前だった。池は蓮の花で溢れていて観光客も多かったが、ぐるりと回って上野精養軒から台地に登る。動物園の入り口の隣である。

 雨の中をけっこう歩かされた。
 しかしイサム・ノグチの作品は存在感がスゴイ。
 「モンロー・ヒップ」という金属製の作品が微笑ましかった。マリリン・モンローのお尻を、こんな風に表現できるのか、と笑ってしまう。
 「プレイスカルプチュア」という真っ赤な銅製の巨大なチューブのようなモノが波打っている作品がある。子供用遊具として作られているが、見事な形状だ。「エナジー・ヴォイド」と並んで彼の代表作のひとつである。これが茨城放送の所有物だと初めて知った。

 帰りはJRを何度も乗り換えてアイララに向かった。所要時間は半分くらいで済んだ。
 さすがに治療したその日に踊る訳にもいかず、オシャベリ・アイララとなった。

 途中、エアロビシューズを半値で購入した。ソールが薄いので、床面を足指で掴むように動ける。ただ薄いので衝撃吸収力が弱い。

 明日の日曜からは、品よく静かに踊る。


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