ミドリのタヌキのポスターが不気味だ
都議会選挙が始まっている。タヌキのポスターはその遥か前から貼られていたが、言葉では表現できない程に「不気味」だ。
選挙ポスターなど顔写真なので、補正や修正は付き物ではある。しかしフォトショップでいじり回し過ぎたか、異様な「のっぺらぼう」になっている。
そして「都民ファーストの会」が惨敗するのは、すでに決定事項だ。タヌキはこの組織を立て直す気など皆無で、助けることで関係性を示すことも避けている。
前回、この会が躍進したのは自民党が、あまりにヒドかったからだ。都連のドンと呼ばれるジジイが居座り、私利私欲の利権漁りを平然と行っていた。
それを叩く武器として「都民ファーストの会」をでっち上げた。旧民進党を壊滅させた「希望の党」と同様だが、国政と違い都議会を占領する議席数は確保した。
都知事がタヌキなので、圧倒的な「改革の嵐」で変えていくかと思いきや、政治の素人ばかりなので何もできない。オリンピックで首相の座を狙っていたので、自民党と同じく都政を私物化し混乱させただけである。その最たるモノが、築地市場の豊洲移転だ。
今回の都議会選挙、小池百合子はタヌキ寝入りである。自民党は巻き返しに躍起だが、自民党本体がオリンピック強行開催に突っ走り、アベ・スガ・アソウの3悪人をトップに置いているので得票の見込みは立たない。
頼みの綱は公明党であり創価学会であるが、東京都議会では公明党も他党を助ける余裕が無い。ここを落とすと自らの存続に関わるからだ。
対抗勢力で目立つのは「れいわ新選組」位だが、都知事選挙に敗れてからの山本太郎は神通力を失っている。
となると共産党と立憲民主党しかない。共産党は組織力があるので一定の議席を確保するだろうが、立民は足腰が弱い。
自民党と公明党を叩かないと、東京に未来などない。オリンピックで地獄と化す前に、かすかな望みを託したい。
ミドリの「のっぺらぼう」が、何もせずに都議会選挙を見守っている。こんなヤツを都知事にしてしまった都民は、いつ目覚めるのだろうか。