誕生日前日の、63歳の総括

 63歳はゼッコーチョーで幕を開けた。実は誕生日の前日に、近所のスペインバルで飲んでいた。
 すると初めて会った女性が祝ってくれると言う。新宿まで戻りアレコレあった上に大破綻があった。63歳を象徴する出来事だった。

 そうこうするうちにコロナ禍に陥った。エアロビクスを2か月も休んだのは初めてであった。
 マーケティング・セミナーの講師を始めたが、コロナで教室で授業が出来ない。急遽「危機管理セミナーの講師」としてeラーニングの収録になった。
 チンケな額でベーシック編とアドバンス編を収録して評判は良かった。しかし「こんな金額では、仕事ではない」という状況だったので、「アナタのやっていることは、犯罪である」と指摘した。

 担当者は逃げまくり、ついには退社してしまった。現在はその会社の社長を締め上げている。会社の全責任を負う「代表取締役」の役割を果たしていない。

 最初は優しく始めたが、「この犯罪行為をどう決着付けるのか?」と迫ることになる。
 世の中には「オマエは何のために存在しているのだ?」という社長が山ほど居る。コイツらには確実に鉄槌を下す。あくまでも法律に則って、犯罪行為を認めさせる。イーズカにこれをやられて逃げ切ったヤツは居ない。人生と仕事に向き合う「迫力と覚悟」が違う。

 甘っちょろい人間を追い込むのは簡単である。まずはそいつの自尊心をくすぐる。さんざんイイ気にさせてから、「言い逃れできない事実」を突き付ける。
 すべての遣り取りをICレコーダーで録音し、自分の発言を聞かせながら事実認定を迫る。

 コチラは弁護士のようにバカではない。最初から追い込む論理を組み立てている。「賢いと勘違いしているヤツほど、言い訳ができないようになっている」。
 インテリを自任しているヤツが、簡単に引っかかる。自らが掘った墓穴に沈んでいく。

 論理ゲームは心理戦でもある。「失ったら困るモノを持っているヤツ」が必ず負ける。プライドが破壊される寸前で助け舟を出す。

 乗ってこない場合は、会社ごと沈める。

 危機状況と災い、争いごとが大好きなイーズカである。


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