愛想を尽かされた「五輪」と「宣言」

 6月1日は五輪前52日に当たるらしい。宣言は6/20まで延長される。

 まず代々木公園などに設置される「五輪放映施設・パブリックビューイング」がワクチン接種会場に転用されるというニュースが入って来た。
 ミドリのタヌキは、この「熱狂演出」が問題になった時、「人流制限はできる」と押し切る姿勢だった。都民のあまりの反発に押し切られた格好である。
 しかしワクチン接種会場など、露天の公園にテントやプレハブで仮設でやるべきモノだろうか。イベントができなくなっている会場や都議会議会場など常設会場が山のように余っている。

 別のニュースでは京都の聖火リレーが公道使用を諦めて、京都サンガのホームグランドで行われ、養生はしたものの自動車走行で芝生が傷み、その修復費が500万円掛かると伝えられていた。
 何たる「無駄」、恐ろしい「本末転倒」、聖火リレーなどテレビ局のスポーツニュースの埋め草ネタでしかない。

 タヌキは白を切り、スガは野党の「五輪は中止すべきでは」の追及に、「安全安心な五輪を目指す」と無限再生テープのようである。

 五輪が誰からも歓迎されない横で、緊急事態宣言が6/20まで延長された。飲み屋がアチコチで公然と「営業開始を宣言」するニュースが流されている。店側は「宣言が効果を上げているとは思えない」、客側も「家に籠っている方が、体調を悪くしそうだ」と答えている。
 予想した通りである。ヒトの免疫力をもっとも落とすのは「ストレス」である。みんな自粛などウンザリであり、政府や都の施策など誰も信用していない。

 ワクチンの効果など数か月経たないと分からないし、五輪後の9月には衆議院の任期が終わる。

 日本の政治は間違いなく「世界でサイテー」である。ミャンマーの軍事政権や、イスラエルの極右と大差ない。

 アベ・スガ・麻生やタヌキと心中するのは、まっぴら御免である。


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