創作日記 その5
「浦島太郎」の話は、原話をなぞる部分は書き上げたが、個々のトリップ話に入る部分で難航していた。
原話部分は昔ばなしにありそうな文体で書いていて、その後の文体も影響を受けていた。
「こういうモノが、小説なんだろうな」と思っていたのだが、どうも「違う」感じがした。書いていてもオモシロくないのである。
試しに、過去に書いた作文をコピー&ペーストして挿入してみた。主語を変え、感想やその他を改訂した。するといつもの「イーズカ節」である。
漢字をカタカナに開く文体もそのまま使うことになった。
やはり書きやすい文体というものがある。イーズカの場合「饒舌体」でないとダメなのだ。
いつものリズムだと書きやすいし、書くことそのものが楽しい。
そうしたら、あっという間に10ページほど書き進んだ。
よし、このままイーズカ節で行く。竜宮城に舞い戻った浦島太郎が現代に飛ぶ部分は、最後に書き直す。
書くことは、楽しい!!