WSLについて最低限知っておきたいコマンド
WEB系のシステム開発の仕事をしていると、windows環境でLinuxを使いたいことがよくあります。
昔は、(今でもあるようですが)Cygwinをインストールして、利用したりしていました。少し前だと、VirtualBoxのようなVMを入れてみたり、同じようなVMを入れてみたりという感じでしょうか。
でも、今だとWindowsにWSLなる機能があり、もっと簡単にLinuxの環境を用意できるようになりました。WindowsはProfessionalだけでなくHomeでも利用可能です。今この記事を書いているPCもHOMEです。
WSLって何なのとか、インストールはどうすればよいのなんかはWEB上に情報がたくさんありますので、ここでは書きません。
よく使いそうなwslコマンドについてだけ、書いておきます。Windows Powershell で実行しています。
●コマンドヘルプ
コマンドを使う場合は、まずこれですよね!
見てみるとわかりますが、それほど多くのオプションはないです。
> wsl --help
●ディストリビューションの一覧表示
インストールしたディストリビューションの状況は、確認したいものです。
-lが一覧表示、-vは詳細表示なのですが、-vがないと大した情報が出てこないので・・・
> wsl -l -v
NAME STATE VERSION
* docker-desktop-data Stopped 2
Ubuntu Running 2
docker-desktop Stopped 2
上記だと、ubuntuとDocker Desktop をインストールしている環境です。
●ディストリビューションの停止
先の一覧だと、UbuntuがRunningになっています。これを停止します。
使わないのに動いているのは、なんか嫌ですね。
> wsl -t Ubuntu
もう一度一覧してみると・・・
> wsl -l -v
NAME STATE VERSION
* docker-desktop-data Stopped 2
Ubuntu Stopped 2
docker-desktop Stopped 2
ディストリビューションの開始もコマンドでできますが、特に必要性は感じていません。Ubuntuの場合、Terminalを開けば起動されますし、dockerの場合は、Docker Desktopで起動できますので。
今のところは、これくらい知っておけばよいのかなという感じです。