Laravelを始める
PHPのフレームワークで、今一番人気があるのはLaravelではないかと思います。
私も、PHPに関しては色々はフレームワークを利用してきました。
Zend Framework, CakePHP, CodeIgniter, FuelPHP, Symfony。
Laravelを使ったプロジェクトも参加したことがあります。
いずれも、よいところも困ったところもあります。
では、今からなら何を再勉強するかと考えると、やっぱり今はLarabelですかね。
ということで、Laravelの開発環境を用意したいと思います。
今まであれば、XamppやVirtualBoxを使って環境を作っていたのですが、今はもっと簡単に作れるようです。
Windowsでは、Docker DesktopとWSLの環境があれば、Larabel Sailというものがあるようです。公式ドキュメントで始めるのが一番簡単だと思います。
windows Terminalで、Ubuntuのターミナルを開き、インストールしたいディレクトリに移動しましょう。
そこで、以下のようにコマンドを打つだけです。
※先のマニュアルに書かれているとおりです。
# curl -s https://laravel.build/example-app | bash
うまくいくと、必要なファイルが色々とダウンロードされ、最終的に以下のようなメッセージが出力されます。
Get started with: cd example-app && ./vendor/bin/sail up
カレントディレクトリ配下にexample-appというディレクトリができていますので、このコマンドをそのままと打てばよいです。
すると、また色々なファイルがダウンロードされますが、これらはDockerのイメージファイルです。完了した後にDockerDesktopで見ていただくと、イメージとコンテナが新しく追加されていることが確認できるでしょう。
マニュアルにも書かれていますが、この処理は結構時間がかかります。
完了(コマンドが終わるわけではありません。WEBサーバーがListenの状態になったらOKです)したら、ブラウザで「http://localhost/」にアクセスしてみましょう。
example-appが実行されていることを確認できるでしょう。
たった2回コマンドを打つだけで、サンプルとその実行環境ができてしまうのですから、なんと便利な世の中になったことでしょう。Xamppのなかった(知らなかった)頃のことを考えると夢のようです。
終了するときは、通常のコマンドラインアプリと同じように、Ctrl+C で終わります。
次回からの起動時は、
# ./vendor/bin/sail up
とするだけです。ダウンロードは終わっているので、1回目のように時間がかかることもありません。
あとは、exampleを色々といじってみて、Laravelの理解を深めていけばよいのではないでしょうか。