【シンデレラガール総選挙】Stage for Cinderellaのルール説明と事前環境考察



・はじめに


総選挙では好きなアイドルに投票して、担当の布教をする。それが過去の総選挙で当たり前のように行われてきた「選挙活動」である。しかし、それは今回の総選挙において一切通用しない。ルールを理解していない愚者の行動である。

つい先日、「新総選挙 Stage for Cinderella 組分け抽選会」が行われた。新形式での総選挙と、それに伴うお祭りイベント。その程度の認識の人が大半だっただろう。
だが、この抽選会はただのお祭りなんかではない。それぞれのアイドルの運とコネと実力が残酷なほど試される、デレマス史上最も残酷なイベントの前夜祭だったのである。

まずはその事実を認識してもらいたい。
大事な前提として、今回の総選挙では一回の投票につき5人までのアイドルに投票ができる。ではここで前回の結果を見てみよう。




この画像から予想できる事実が1つある。
鷺沢文香Pの半分が橘ありすに入れると500万票手に入り、佐久間まゆの票を抜く。
前回1位の鷺沢文香とカップリング最大手の橘ありすを例に出したが、同じような例は他にいくらでも考えられるだろう。
また、プロデューサーには周知の事実であるが、高垣楓の人気は他を凌駕する。
つまり、高垣楓Pが寝返りをうつと世界が傾く。
当然である。分からない人は過去の総選挙平均順位あたりを調べて見ると良いかもしれない。
ここまでの短い文章でも、今回の総選挙の歪みについてある程度感じていただけたのではないかと思う。


それでは、各グループの考察に入る。
前提として各アイドルには前回と同票入るとする。その上で元CGは700万票程度を獲得できるとしている。

・各グループに対する考察

・グループA


まず前提として高垣楓は700万票程度で収まる器ではない。
1000万票はゆうにあるだろう。圧倒的強者である。
しかも、前回選挙で高垣楓以外に10位以内だったアイドルがいない。どう考えても、高垣楓Pの票が大部分を占めることになる。
つまり、高垣楓Pにいかに媚びを売れたかで勝負が決まるため万人に可能性があると言える。
高垣楓とシナジーがあるアイドルは以下の通りである。
・三船美優
『After20』をはじめとして共演機会が多い。
個人としても実装以来ずっと圏内を維持しており、安定した人気がうかがえる。
・新田美波
古参Coアイドル同士、様々な場面で関わっている。
Nation Blueの歌唱や新田美波のストーリーコミュが代表的。
前回の選挙では13位につけており、これはAグループ内だと高垣楓に次ぐ成績である。
・柊志乃
『After20』で共演している酒飲みアイドル。
酒に対する節操のなさが高垣楓との共通点。
ゲーム内では最年長である31歳。
柊志乃に声がつく唯一のチャンスは今しかないかもしれない。頑張れ。

・Coolの皆さん
同じ属性です。頑張ってください。
・大人組の皆さん
同じ年齢層です。頑張ってください。

・グループB


グループAでシナジーの大切さに気づいたところで絶望がやってくる。
前回選挙の1000万票と900万票がいる。鷺沢文香は前回CGを獲得したとはいえ、今年の総選挙においても圧倒的な力を持っていることは確実である。
そして「ありふみ」がある。これに勝てるアイドルは存在しない。最初に述べた通り、鷺沢文香の票が半分入るだけで橘ありすは胡座をかいていても勝てる。鷺沢文香に投票する人間がついでに橘ありすに投票しないわけがないのである。
つまり、このグループで勝つには一ノ瀬志希と鷺沢文香にどれだけ媚を売るかが大事である 。
しかし、ここに渋谷凛がいる。デレマスの顔である。こいつも1000万票クラスのポテンシャルはあるだろう。ちなみに橘ありすはU149で渋谷凛を目標とするアイドルに据えている。無敵かこの女。
橘ありす、一ノ瀬志希、鷺沢文香、渋谷凛までは確定であろう。残りの1枠を取り合うゲームこそがグループBの本質である。

他の有力候補については以下の通りである。
・藤原肇
鷺沢文香と「月下氷姫」というユニットを組んでいる。
現在行われているイベント「ささのはに、うたかたに。」でも共演中。
前回選挙では26位。
・五十嵐響子
前回順位は17位であるが、メインユニットであるPCSと離れ離れになり孤軍奮闘状態。
同じ誕生日である渋谷凛と共闘するのが目下の目標か。

その他の泡沫候補については以下の通りである。
・池袋晶葉
一ノ瀬志希とのユニット「アイ・ジーニアス」に一定の知名度がある。
・瀬名詩織
共通点の多い2人であり、鷺沢文香とは呼び捨てで呼び合う関係。
・かこほた
鷹富士茄子と白菊ほたるのユニットが同じグループに揃っている。
5位以内とまではいかないまでも、そこそこの票数を集めそうな立ち位置。

そして、最悪の要素として「一ノ瀬志希と鷺沢文香は談合をする」
どう考えてもしない理由がない。お互いの担当が投票し合うだけで総選挙予選がただの茶番と化す。
一ノ瀬志希と鷺沢文香が談合をした場合、ある程度裏切られたとしても(半分が裏切ったとしても)彼女らの1位2位が確定する。

・グループC


今までのグループでは相互シナジーや談合の強力さが示された。しかし、もしも有力者が多く集うグループがあったとしたらどうだろうか。グループCがまさにそれだ。
グループBでは一ノ瀬志希と鷺沢文香が協力できた。しかし強者が集ったグループCの場合、そうはいかない。ライアーゲームが始まる。
予選通過争いをしているアイドルが談合をした場合、裏切りによって担当が予選落ちする可能性が出てくるのだ。当落線上にいると思われる有力なアイドルが6人以上存在しているため、こういった懸念が生まれてしまう。それでは、ここで有力アイドルを紹介しよう。

・神谷奈緒 北条加蓮
先ほどの発言を覆すようで申し訳ないが、ユニット推しはライアーゲームをしない。
推しユニットが揃って活躍している姿が見たいため、2人に投票して終わりである。個人としての投票層も厚い2人なので、彼女らが1位2位になることは容易に想像できる。
・佐久間まゆ
前回順位5位。十分CGを狙っていける立ち位置にいる。
しかし、彼女はもともとユニット単位で勝負するタイプではないアイドルである。今回のルール変更は彼女にとって不利な方向に働くだろう。
・島村卯月
デレマスのセンター的立ち位置であり、五代目CG。
前回順位は27位。CG経験者としては高い部類に入るだろう。
人気ではあるが、安心はできない立ち位置だ。

・輿水幸子 辻野あかり 宮本フレデリカ
当落線上を争うと思われるのはこれらのアイドルだ。ライアーゲームをするか、トライアド、島村卯月に媚びを売るかを選ぶことになる。輿水幸子と佐久間まゆのカップリングあたりは有力なため、ライアーゲームの主戦場になるとも言える。

圧倒的な票数を持つアイドルが少ないからこそ起きる地獄環境、それがグループCである。
それでも争っている有力アイドルの票数は魅力的なものであるので、談合を持ちかけ裏切る戦略が強いと予想される。各アイドルのファンコミュニティの政治力が試される。

正直、現段階ではどこが勝つか予想できない。

・グループD


ユニット大戦争が勃発している。
前述したように、ユニット箱推しはライアーゲームをしない。
よって、このグループでは単純なユニット人気投票が始まる。それぞれは2,3人と構成されているユニットばかりなので、ユニット間で談合を持ちかける展開になるだろう。
だからこそグループDは最後にふさわしい。ここまでのグループ紹介では、今回の総選挙形式での闇部分にフォーカスしてきた。しかし、このグループだけは今回の形式の楽しい部分が詰まっていると言える。終わり良ければすべて良し。媚び売りも騙し合いもない理想的な環境を楽しもう。

有力ユニットは以下の通りである。
・ポジティブパッション
高森藍子がもつ700万票と第八回シンデレラガールである本田未央の地力。3人ユニットが揃っているのは特別感もあり、3人まとめて投票する人は多そうだ。
・ダークイルミネイト
前回順位10位の二宮飛鳥と第二回CGの神崎蘭子。当然強い。
・ファミリアツイン
前回順位18位でコンスタントに人気がある城ヶ崎姉が妹をキャリーできるかどうかにかかっている。
・キャンディアイランド
9位の緒方智絵里、23位の双葉杏、43位の三村かな子と中堅どころが揃っている。アニメユニットに思い入れがある人も多いだろう。

他にも色々な組み合わせが考えられる。フォーリンシーサイドも揃っているし、速水奏と八神マキノの2人組も一定の人気があるだろう。
注意点として、3人ユニットは3人ユニットと組めないことを憶えておくべきだ。ユニット同士の談合は発生すると思われるが、3人ユニットが2人ユニットを取り合う形になるかもしれない。
ちなみに筆者はポジティブパッションとダークイルミネイトの5人になると面白そうだと思う。

・終わりに


ここに書いてあるのはあくまで予想であるが、これを知ったあなたは担当を予選通過させるための武器を一つ手に入れただろう。とりあえず、担当のDiscordサーバーにでも入って作戦会議を始めるのをおすすめする。筆者の知ってる範囲だけでも既に動き始めているサーバーを複数知っている。早めの行動が大事である。
本番では何がおきるかわからないが、ぜひ悔いの残らないよう頑張ってほしい。


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