LWUG in 大阪に参加してきました!
昨日、久々にオフラインイベントに参加してきたのでレポートです!
各社20分という短い時間でしたが、そこでは語られなかった苦労がたくさんあったんだろうなと感じました。記憶に残った点などを中心にまとめていきます。
ツールを浸透させるきっかけをどう作るか
推進者がどんなに頑張っても、みんなが使ってくれるとは限らないです。
そのきっかけをどう作るかがとても重要だと感じたのが、ベストバイ様の発表でした。
ベストバイ様は推進者が集まったチームで検証し、その後全社導入したもののうまく浸透しなかったようです。元々コミュニケーションはメールが中心で、チャットツール導入への反発もかなり強いようでした。
結果、2~3ヵ月もの間うまく浸透しなかったとか…(推進している担当者はかなり辛かっただろうなと察します…)
さて、そんなベストバイ様にうまくLINE WORKSが浸透したきっかけは、「従業員からの何気ないお知らせ」だったようです。
ベストバイ様はリサイクルショップを運営されているので仕入が命です。
「商品を100台仕入れたので、欲しい方はぜひ!」というメッセージが送信され、それに食いついたようです。
結局、従業員にとっては普段のコミュニケーションには困っていると感じていなかったんだと思います。チャットツールの空気感もわからないですしね。
それより、従業員にとってはお得な「仕入情報が流れてくる」方が重要だったのだと。それに対するスタンプやコメントを見て、チャットツールの空気感をつかんだため一気に普及したようです。
私は、この登壇内容を聞いて、こういう横断的なツールを入れるとき、経営者目線や導入社目線ではなく、「全従業員にとって何が重要なのか?」ということはしっかり考えないといけないなと改めて心に刻みました。
ワーキンググループを作って1,000人に浸透
もう一社が、Osaka Metroの大阪市高速電気軌道様です。
20代~50代までの乗務員1,000人への導入の登壇内容でした。
ipadを配り、情報を電子化しようという動きの一環で、情報発信のツールとしてLINE WORKSが選定されたようです。
1,000人もの従業員に浸透し、うまく回っているのは「ワーキンググループ」という仕組みの存在でした。
ワーキンググループは、ipadの運用を浸透させることが目的のチームです。各所属部署ごとで存在し、そのチームメンバーが中心となって利用者のフォローや、マニュアル作成などを行っているようです。
いまや全乗務員1,000人に対して、150人がワーキンググループとして活動しているようです。若手とベテランが混ざって活動しており、良いコミュニケーションの場にもなっているとのことでした。
ただ、残念だったのがこのワーキンググループがここまで大きくなったきっかけは質問できませんでした。うまく波に乗ったのは組織風土のおかげなのか、うまく仕掛けを作ったのかとても気になります…
勉強になったのは、ワーキンググループを作り、推進者や情シス部門の手が離れ、ユーザーが自走する仕組みがあるとよりツール利用は活性化するということだと思います。
これを作るのが大変なわけですが、やっぱり重要だよなと感じました。
まとめ
はい、ということで、久々にオフラインのイベントに参加してきた感想を記事にまとめました。
まだコロナが完全に収束していないこともあり、特にそのあと登壇者との懇親会があるわけではなかったですが、やっぱり直接聞けるのは違いますね。
またこういったイベントがあれば参加してまとめようと思います。
それではまた来週!
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