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シャニマスxRライブ「liminal;marginal;eternal」見てほしいよ

シャニマスxRライブ「liminal;marginal;eternal(以下lme)」を昨日ようやく[even;4]まで見ました([never;1]は見てないです)。
周回遅れではあるんですけど、事が起きてからの一連の流れを追えるまでは話をするのもあんまりよくないよなぁと思ってたのでようやく感想を書けるという感じなのですが、

lme見ましょう!!!

とりあえず色んなことが起きている[odd;2]と[or:3]はおいておいて、ライブとして概ね完結されている[even;4](とおそらく[never;1])を見たほうがいいです。

まずアイドルのモデルの質感がかなりいいです。
アイマスは各ブランドでxRライブをやっているんですが、精力的に行っているSideMや765ASとはまた違う個性が出ています。
自分は初見で[odd;2]を見たときに、顔の表情以外から感じる生身の人っぽさがあって驚きました。
ライティングもあって、足とか腕の「肌じゃん!!!」感がかなりあります。
多分、現地の引きで見たときの「そこにいる」感はかなり出ているんじゃないかなと思いました。
肌以外に衣装の部分でいうと美琴さんのファーがめちゃモコモコなのもそれだけで見応えあります。
また、xRライブって表情が生身の人とのギャップが一番ある(声色と顔のズレを感じることが多い)と思っていて、そこについてもこれまで見てきた中で一番埋められているなと感じました。
そのモデルでのダンスパフォーマンス、カメラや照明などの撮影もかなり労力・時間をかけて作られていることが伝わってきます。
とにかくいろいろな文脈はおいておいて、単なる映像作品として見るだけでも十分に楽しめるライブだったと思います。
まず難しいことは抜きにして見てくれよ……。

あと現状CD買うか[even;4]でしか斑鳩ルカの1/3を聞くことができないのでそういう意味でも逃すのが惜しいです(いつサブスク来るか不明)。




そして、映像作品として楽しんだうえでさらにシャニマスらしさ、つまりライブで展開されるコミュを味わう余力がある人は[odd;2]と[or:3]も見てほしいです。
情報の伝播が早い現代でもはや皆さんある程度何が起きたか知っているでしょう。
自分もある程度何が起きたか知ったうえでこの2公演を見ています。
それでも、Fly and Flyで一人パフォーマンスするにちかに向けて「頑張れ」と心のなかで祈っていることに気付いたときに「俺の負けだ~~~!!!」と天を仰ぎました。
すべて事前収録されていることなんてわかりきっているのに、ですよ。
あの祈りに気付いた瞬間、「無機質」な映像だったものが一瞬でうまくいくかわからない「有機的」なxRライブに変わった体験はlmeだからこそのもので、シャニマスの用意した物語に一瞬で引き込まれていました。

自分は割と一歩引いた立場(アーカイブ視聴かつ担当アイドルが出ていない)であったというのもあったかもしれないけれど、このxRライブというコンテンツを通して体験させたかったものを受け取れたんだなーーーというのが興奮する経験でこれはシャニマスだからこそ感じられるものじゃないのかなと改めて思います。

結果的に色々な意見が出る内容であったことは間違いないし、意図した通りに体験を受け取るための準備や導線の引き方が弱かったのも理解できます。
でもやっぱりこれ以上事前に語っておくのはかなりダサいというか野暮だから、ことが起こった瞬間に楽しみ方を理解できる人たちが来てくれるだろうとユーザーを信頼したくなる気持ちもわかります。
少なくとも自分は「なんか興味深いことをやっているな???」と当日に美琴に関するツイートを見てある程度やりたかったことを拾うことができた(ので自分以外のもっとたくさんの人がやりたかったことを受け取れていたはず)ので、受け取ってくれるだろう信頼をもうやめるというのももったいないよなぁと思っています。
そういう訳で、動線の引き方はもうちょっとうまい塩梅を見つけるのができることなのかなーーーと思いました。(でも変なライブやりそうな雰囲気は告知からずっと出てたよね?)

とはいえライブに物語体験を組み合わせることは濃淡あれシャニマスがずっっっっっとやってきたことでもあると思うので、また次のライブでどんな物語がライブに並行して展開されるのか楽しみにしていこうと自分は思いました。

そういう訳でアーカイブ終わる直前ですが、lme楽しかった人がいるよということと映像作品としての完成度素晴らしいのでせめて[never;1]と[even;4]だけでも見ない???の話でした。

アーカイブは16日まで!!!!!!






以下余談。
自分はシャニソンの周年曲である「愛なView」が本当に好きでこのlmeでもセトリにいれてくれたことを嬉しく感じています。
[odd;2]のあの瞬間、驚愕とか衝撃が[never;1]同じ映像を見ているという退屈さを吹き飛ばし、にちかを応援する気持ちや美琴を心配する気持ちを感じてもらえるのではないかという体験の設計は、なんというかポジティブな動きだけではないにせよそれって「愛」に満ちた場を作りたかったのかなーと思っています。
ちょっと無理やりな解釈だし、その余裕が皆にあったわけではなかったのは公演がおわったあとの反響で一目瞭然ではあるけどね!
次のライブも「愛なView」で満ちたイベントを皆で作り上げられるといいなと楽しみにしています。


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