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ベトナムのオシャレっ子が集う文房具屋さんに行った話

(前々回と前回の続き)

同じゲストハウスでボランティアスタッフをする子と「今夜は女子なことしよー」ってことでいつもより少しだけおしゃれしてホーチミンの1区へ。
バインセオを食べて、CONGというおしゃれカフェから可愛いピンクの教会タンディン教会を見たら、しっかり生活に根付いた教会ってことがわかって好きな場所になった、っていうところから。

カフェでたくさんおしゃべりして、「でもまだ帰りたくないね〜何する?」ってキャーキャーしながら相談している時間すら楽しくて。

「もしかして、みどりんうちのことで大好きやろ?」ってこの笑顔で言われてドキッとした。

「前にみどりんが行きたいって言ってた文房具屋さん行こう〜」ってなって。「あらやだ。覚えてくれてたの。嬉しい。」ってことで場所を移動。

何を隠そう、私は万年筆が大好きなのだ。

ということで、日本で調べてきた「ホーチミンで行きたいお店」の内の一つ。地元オシャレっ子が集うと噂の文房具屋さん「reading cabin」へ。

文房具屋さんとカフェを併設。一部アーティストっぽい人の展示販売もあった。

私がここに来たかった理由は、
遡ること2022年12月に福岡に行ったとき、これまたずっと行きたかった
紙と万年筆のお店linde cartonnageDominant Industryというインクに出会ってしまったことから。

2022年12月撮影。万年筆のお店「linde cartonnage」@福岡県
左上がlinde cartonnageに置いてあったDominant Industryのインクたち。

ちなみに万年筆はすごく繊細にできていて、
万年筆メーカーは、自社で作っているペン先との相性を見てインクを作っているので「いつもの万年筆」「いつもの紙」でも「インク」が違うと、書きぶりの滑らかさが全く異なる。それは万年筆界では当たり前の話ではあるのだが、そんなことを知らない初心者の頃に使っていた安い方の初期万年筆で他社のインクを入れて際に、確かに書き心地が物によって変わって違和感を感じたのである。

ペン先・紙・インクの相性で書き心地が全く違う魅力的な万年筆の世界。

そのため私はいつも使う万年筆には、同じメーカーのインクを必ず入れていた。だけど、Dominant Industryはインク会社。万年筆は使っていない。また万年筆界では珍しいラメを使用したインクを得意とするらしい。(またそのラメ具合がめっちゃ綺麗なのである。)

ということで、万年筆メーカーと必ず同じメーカーのインクを入れるというルールを覆した購入した2022年12月。
ちなみに、Dominant Industryのインクを入れたあと自己洗浄ではどうにもならないくらいインク詰まりして、銀座 伊東屋に持っていて洗浄してもらう羽目になる。

お目当てのインクを発見。ラメ具合と色味が今回もめちゃいい。

そのlinde cartonnageで店員さんとお話ししている時に、「ベトナム産」って言われた気がして、ベトナムに行ったら自分のお土産はこれに決めた!と思ってベトナムに来た。
・・・・・が、今回ベトナムのreading cabinで店員さんに色々質問しているうちに衝撃的な事実を知ることになる。
「Dominant Industry」は韓国産だと。
嘘だろ。本当にmede in Koreaって書いてあるじゃないか。
自分の思い込みにゾッとした。

ベトナム産でない今、ベトナムに来てわざわざ韓国産の万年筆のインクを買う必要もないし、いつも使っている万年筆に入るわけでもない。
なんなら、ただのラメ入り色水を、帰り飛行機に一緒に乗って持って帰る手間を考えたら尚更今買う意味がわからない。買わない方が頭のいい人の判断だと思う。

でも私は買った。
なんなら、画像のFairy Forestと奥のSunset両方買った。
だって可愛いだもん。いいよね。好きなんだもん。ふふふ

そんな幸せな趣味な時間でした。
一緒にお出かけした可愛い女子に何度も何度も「買わないほうがいいよね?」ってしつこく質問してごめんね。

奥にベトナム伝統食器もあった。若手のアーティストさんが作ってるのよって教えてくれた。
可愛いポストカードもたくさんあった。見てるだけで楽しい。
お店にある螺旋階段。万年筆も紙も種類は多くない。日本の文房具多め。BGMも日本語だった。
カフェの外席。絶対に自分じゃしない色の組み合わせだけど統一感があって可愛い。

お店の詳細

店名: reading cabin
住所: 18A/33 Nguyễn Thị Minh Khai, Phường Đa Kao, Quận 1 HCM
営業時間: 9:30 ~ 21:30
定休日: 月曜

おまけ。ベトナムの住所の表記が可愛いなあって思いながらいつも見てる。

そんなこんなで可愛い女子といく「女子なことしよー」の会は、
美味しくって可愛くって楽しくってたくさん笑ってお喋りした、素敵ないい時間の夜になりました。
何歳になっても、たまにはこんなキャッキャした時間が必要よね。

ということで、全3回終わり。さよならグッバイ!!

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