ル・ポールのドラァグ・レース S12 Ep7 【Madonna: The Unauthorized Rusical】

<注意!>
■めちゃめちゃネタバレします。ウィナーもボトムも書きまくります。
■英語が赤ちゃんレベルの読解力なので、NetflixJapanに配信されていないものは翻訳に誤りがあることもあります。(その時はこっそり教えてくださるととても嬉しいです…)
■文章構成力もないので基本放送されているものをそのまま垂れ流し+感想で書いているようなテキストです。

雰囲気のよくなかったアンタックドをひきづっているワークルーム。
S12ってみんな大人で意見の相違があっても自分の意見をゴリ押ししたり、声を荒らげたりもしないので穏やかなレースではあるけど
その分本心も見えづらい感じがする…まぁレースだからそんなものか。ベストフレンドレースでもないしね…
でもこの雰囲気の中で、ジャンとクリスタルが押し黙っているのを見るのもなんか辛いな…(この二人はコンフェッションでも他の人について愚痴ったり、嫌味いったりしない)

メインチャレンジ

今回のメインチャレンジはルージカル!ジャンが飛び上がって喜んでいるところがとてもかわいかった。ジャンはルージカルをずっと待っていただろうし、この勝負何が何でも勝ちにいきたいと思っているだろうな。
かたやジャッキーはダンスに不安ありでちょっと浮かない表情。
マドンナの各パート決めは話し合いによって決められていたけど、今までのシーズンはこういうのはミニチャレンジのウィナーに権限を与えられていたはずだけどなんでだろう。S12はミニチャレンジがあまりない。

Early Madonna→ジャン(ジャッキーによる推薦)
Boy Toy Madonnna→ジャッキー(立候補)
Unapologetic Madonnna→ジジ(シェリーパイによる推薦)
Cone Bra Madonnna→ブリダ(立候補)
Sexy Madonnna→ジェイド(立候補)
Movie Star Madonnna→シェリーパイ(立候補)
Enlightened Madonna→クリスタル(ジャッキーによる推薦)
Fempire Madonnna→ウィドウ(立候補)
Spoken Rap Madonnna→ハイディ(立候補)

立候補と推薦によって決まった各パートで、トップバッターでいくのを渋るジャンだけど、でもわがまま言うわけでも引き受けた。ジャンは本当はどのパートをやりたかったんだろう。
Cone Bra Madonnnaをやりたくて勢いよく手を上げたジジだったけど、Unapologetic Madonnnaは自分には高音すぎると嫌がるブリアに譲った。
そんな感じで困惑を感じている人はいるものの大きな揉め事や確執を作るわけでもなく各パートが決まるのは実にS12らしい。

レコーディングではジャンがやっぱりめっちゃうまいし、ミシェルもご満悦。
セクシーボイスをうまく出せないジェイダへのミシェルのコーチがすごかった。
ブリダが指摘してきづいたけどジジはレコーディングの時に手が震えていてとてもナーバスになっていたよう。

振り付け指導はジャマール・シムズ。レコーディングに続きダンス練習でもGREATをもらうジャン。笑顔がまぶしい。
セクシーに踊らないといけないのにカクカクとしてロボットのようなジャッキー、でも私はこれはこれでセクシーだと思ったよ…!
振り付けの難しさや独特さもあったけどそうとう手こずっている印象のジジ。今まで何をやらせてもパーフェクトに近くて弱点どこよ?って思わせてたジジなので困惑している表情はあまり見たことがなかった。
ハイディもダンスとても上手で習得が早かった。

ルージカル当日、テンションマックスなジャンがほんとかわいい。
ハイディにはHIVで亡くなったおじさん(guncle:ゲイのおじさん)がいて、父とは持てなかったよき関係性を築けていた。
かたやクリスタルは家族とは仲がよくて、そのためミズーリから引っ越せてない。家族はガレージセールにいってクリスタルのために(ドラァグに使うものを)買い物してきてくれる。か…かわいい…
そんなクリスタル父も数年前にパーキンソン病と診断された。自分にとってのスーパーヒーローだった父のために何をしたらいいかわからず情緒を失うクリスタルをS12のクイーンたちがやさしく抱きしめる。
ハイディ、クリスタルの話や、ジジの母親の話を聞いていてもS12は新時代のドラァグレースだなぁと思ったりする。
家族全員が理解しているわけではないけども、背中を押してくれる身内がいてそんな環境で育ったクイーンたちが作る新時代。
LBGTQに対する理解がすすんでいる世の中になりつつあるのかなとも思うけども、それでも偏見や差別は消えることもない。
ドラァグレースがはじまって10年以上で大きく世の中は変化もしているし、それが好転でもあるし、悪転でもある。
次の10年後のドラァグレースはどんな時代で、どんなクイーンたちが活躍しているのかな。そんなことを思った。

マドンナのほくろの位置を確認して、すきっ歯を書いて…マドンナルージカルの開幕です!

トップバッターのジャンの安定感よ!すごいマドンナっぽかったし、ジャンの明るさがみていて元気になる。
リハーサルではカクカクだったジャッキーもちゃんと仕上げてきててカメラに向かって猫歩きしているところはとてもセクシーだった…
ジジがステージにあがったときにはちょっと驚愕というか…オーラがやばかった。めちゃめちゃマドンナ…(語彙力)。リハーサルであんなにもナーバスで混乱気味だったダンスが、自信にあふれていて、難しいステップもバク転もバッチリ決めていた。今までジジに弱点なんてない、天性の天才って思ってたけどその裏にはたゆまぬ努力があったということを今回知った。努力する天才…私の好きなジャンルですよ…!
CornBraもそれなりにきっちり決めてきたと思うけどUnapologeticにして大正解だったと思う。
ブリダは今までの活力に満ちた雰囲気があまり感じられない。覇気もない感じ…どうしたのだろう。
ジェイダ姐さん…セクシーすぎます!!R18でした…
エビータのマドンナを演じるシェリーパイは自分らしさも十分に残しつつ不思議とマドンナぽさもあってほんとすごい…のになぁ…
自分らしさを残しているといえばクリスタルもあのメイクはしつつもマドンナに見えるからおもしろい。リハーサルでスクリーンタイムがあまりなかったのは特に問題点もなかったからかな。
体型も顔立ちも全く違うのにすごいマドンナっぽかったウィドウ。メイクなのか表情なのか…ベテランの強さを感じる。(ウィドウまだ若いけど)
ダンスのうまさ、滑らかさは抜群だったけどマドンナらしいかっていうとそれは遠かったかもしれないハイディ。
これ毎エピソードいってるけど誰一人しくじってなくてS12のすごさを改めて感じたルージカルでした。

ランウェイテーマはミシェルと千の夜。カテゴリーを発表されたときのミシェルかわいかったな。

■ジャン→グラマゾニアエアウェイ、めっちゃ似合う…!ジャンみたいな陽気で活力あるCAさんっているよね
■ジャッキー→オールスターズのときの衣装。稲妻モチーフの指輪やネイルなど細かいところにもこだわっている
■ジジミイgSOUL SYSTEMのミシェル
■ブリダ→S10のフィナーレのときの見えシェルの衣装
■ジェイダ→オールスターズのICONネックレス
■シェリーパイ→キティガールのピンクのマークジェイコブスの衣装。
■クリスタル→出てきた瞬間、ジャッジから歓声があがったル・ポールショーの赤い衣装
■ウィドウ→同じくル・ポールショーの星条旗のような衣装。
■ハイディ→ミシェルの髪型のお団子を誇張していたハイディ。

今回は勝ちにきたジャンがなんとなんとのセーフ。笑顔を崩さないようにはしているものの失望が隠せないジャンを見ていると泣きそう…あんなに意気消沈している背中ある?ステージ後ろに下がったときのジャンのすべての感情を隠すようにして無表情になっているのが本当辛い。
いやぁ、今回はジャンでよかったんじゃないかな。すべてにおいてパーフェクトだったと思うんだけど…
ウィナーのジジももちろん素晴らしかった。登壇したときに鳥肌がたってしまうほどのカリスマ性やダメ出しからの努力とかまじすごかったけど。
せめてダブルウィナーでもよかったんじゃないかと思う。というくらいジジと甲乙つけがたいほどにジャンもよかったのに…ランウェイも一番好きだけどなぁ。うーん。

ボトムのブリダとハイディは何かをしくじったというわけでは全くないけどマドンナとミシェルらしさというと他の人たちには劣っていたかもしれない。
ブリダのサシェイを告げられたあと、涙腺が決壊してしまうジャンがまた辛い…

<メインチャレンジ>
Madonna: The Unauthorized Rusical
ランウェイカテゴリー:Night of a Thousand Michelle Visages
ウィナー→ジジ(ジャン/クリスタル)  ボトム→ブリダ/ハイディ(ジャッキー)

【ep7 untucked】

今までのエピソードでシェリーパイがカットされてまくっていて人間関係がいまいちつかめていないのだけど、ウィドウvsシェリーパイ・ジャッキーなのかな?そのウィドウとシェリーパイ、そしてジェイダの3人のアンタックドは雰囲気が悪いとまではいわないけど、なんていうか…本心を探り合って、でも自分は本心を言わないようにしているそんな重いムードが漂って見えた。
TOP3を確信してアンタックドにきたジャンはやっと批評が聞けたよ~ってハイテンション。TOP3どころかウィナーになることも予想してたんじゃないかな…
ボトム続きですっかり自信を失っているハイディや、活気を失ってしまっているブリダ。ハイディは他と比べてしまって落ち込んでもいて悲しい。
まわりに慰められてもそれを信じることができず落ち込んでしまっているハイディだけど、TOPへの賞賛はちゃんと忘れずにしててほんとえらいな…
ジャンがウィナーだと思う声も多数で、ますますハイテンションになるジャン。私もジャンがウィナーだと思ってたよ…
アンタックドにきたAOCのメッセージはとても胸をうつものだった。コンペ続きで心がやせ細り疲弊してしまったクイーンたちの固くなってしまていた表情も柔らかくなったような気がした。
私も自分で自分のことを大切にしようと思った。

ワークルームをあとにするときに静かに涙を流すブリダ。ビッグシティのドラァグクイーンであること、役者をやってたことが協調されるような言動(演出でもあるでしょうが)が多かったけどもそこに囚われてしまってブリダがブリダでありすぎたときも少なからずあったのかもしれない。
NYCの数多くいるクイーンの中から選ばれた自信や、ドラァグレース初のポリネシアンクイーンとしても誇りもあったんでしょうね。
ジャンからあれほどにも慕われているように大都市の頼れるクイーンでもあり、リップシンクの表現力はすごかった。

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