はじくもの
いいな、ウクレレとかギターとか弾いてみたいな、と幼い頃から思ってはいたけど、コードを抑えてジャーンと弾くことがなかった。
テナーウクレレをもらったとき、これは弾かなきゃダメなやつ、って思った。けど、数ヶ月教えてもらっても、わたしには向いてない楽器とわかってしまって、今は眠ってる。ちょっと訳アリの楽器だからまあいいか、と。
やっぱり新しい楽器にチャレンジするのは、わたしはダメなのかもしれない。ピアノ、ユーフォニアム、オルガン、リコーダー、それに歌う。これ以上欲張ってはダメなのかもしれないと、思い込むことにした。それがまるくおさまったというか。
弾き語りは、ピアノかオルガンで。
絶対音感があるわけじゃないから、地道にこつこつと。っていうと偉い!てなっちゃうけど、行き当たりばったりが楽しい。
副科ピアノのレッスンを無断欠席したり、1時間半レッスンしている生徒がいたりする専攻楽器では、10分で終わらせたり、そんな感じの大学生でした。
当時、携帯電話が普及し始めていた。ポケベルからJ-PHONEに替えていく人が増えていたのかな。アナログなわたしは、疎く、戯れないタイプだったため、全く興味がなかった。だから、面倒と思った会合には出ず、サボってた。先輩たちが探してたよ、ってあとで同級生に言われる。ゲッ。。連絡ツールを持っていないことをいいことに、よくサボってた。上からものを言う数年先に生まれたひとたちが本当にいやだった。だから、だんだんなあなあにしてったわたし。師匠との距離とか、やっとくからいいよー、って。押し付けることはしなかった。
戯れないので、単位も誰にも相談することなく、とりたいものを自由に。
わたしは、はじかれている、と感じたこともあったけれど、大学は、それなりに楽しかった。高校からそのままあがった同級生が多かったからかもしれない。活発ではなかったのが、学校生活。それ以外では、活発だった。
卒業目前に、絶対に社会にでても持たないだろうから、教えてあげるから携帯買いに行こう!と、2つ上の同級生に連れてかれた携帯屋。当時は珍しくなかった0円携帯を契約。あれがなかったら、本当に持たずに生活していたかもしれないと、今でも思う。フタツオリデンワではじかれることなく不自由なく生活している。世の中がスマートデンワ基準になっているけれど、損しているのだろうか。ポイント溜めないの、損?クレジットカード持ってないと損?
はじくものって、いろいろだな。