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With The Beatles - The Beatles にまつわる話

ビートルズに関しては案外ネタとか体験談を持ってるので、アルバムごとにまつわる話をしようというテキストです。本格ディスクレビューとかではないです。


With The Beatlesにまつわる話

ビートルズのオリジナル・アルバムの中でどれが一番好き?って聞かれたとすると、その日の気分によって何とも言えませんが、候補として真っ先に思い浮かぶのが実はこのアルバムだったりします。相当好き。

ファーストのPlease Please Meに比べて、オリジナル曲のクオリティが爆裂に上がってると思います。それでいてサウンドがいい意味でオールドスタイルでモッドな感じで好きなんです。

個別の曲にまつわる話

It Won't Be Long

初手からかましてくれます。イントロなしで突然始まる掛け合いコーラス。これでつかまれちゃいます。その後に続くギターリフも素敵。Bメロのバックコーラス、ア~~とかじゃなくて歌詞つきで実にシャレオツ。エンディングもちょっとクサいけどオシャレ。完璧な1曲って言っていいと思います。

All I've Got To Do

イントロのポロ~ンっていうところ、そこだけ聴いてもなんちゅうことのないポロ~ンですが、その後の歌につながった時点で実に効果的になってるということに気付かされてハっとします。

ちなみにギターの押さえ方はこんな感じで多分合ってます。っていうか今までずっと演奏する時はこうやって弾いてました。

All My Loving

演奏的に実に奮ってます。ドラムもベースも実に気持ちのいいリズムを生み出してますが、こりゃすごいなと思うのはやっぱりサイドギターの3連カッティングです。

大学の軽音部で一年生の時に演奏してギターを弾いたんですが、この3連カッティングをギターの上手な先輩に褒められて天狗になりました。その先輩は留年していつの間にか同級生になってました。

この時に組んでいたバンドでベースを弾いていたのが、迷惑になるかもなんで名前は出しませんが、今でもバチクソに売れてるミュージシャンです。卒業後ももっと仲良くしとけばよかった。

ちょっとエキセントリック過ぎてついていけない部分があって、距離を置いていたところがあるんです。一生の不覚!

Don't Bother Me

ジョージ・ハリスンが作った曲で最初に世に出たのがコレってことになってますが、また才能が開花する前って感じです。失礼ながら、曲としてはどうってことないです。変なパーカッションみたいな音も要らないと思います。

ただ、ギター・プレイはデイヴ・デイヴィスみたいでちょっとかっこいいです。

Till There Was You

カバー曲で、原曲はダルい曲なんですが、ビートルズ版はポップで聴きやすくなってます。それにしてもギターのアレンジ、20代前半のロックンロールバンドの所業じゃないように感じます。

10年くらい前に7人でやってた大所帯のバンドでカバー演奏したことがあります。ジャズっぽいコードが多くてギターを正しく弾けていた自信はありませんが、多少間違っててもそうそうバレません。大丈夫。

Please Mister Postman

これもカバー曲ですが、初期のビートルズってカバーが巧すぎてビートルズの曲として認識されてる曲が多いんですが、これなんかはその典型。

大学の軽音部の卒業ライブで演奏しました。演奏的にはなんてことない曲なんですが、内輪の盛り上がりには適した曲だと思います。みんなで歌えるしね。

Roll Over Beethoven

カバー上手さを遺憾なく発揮しています。原曲はチャック・ベリー御大ですが、彼のどのバージョンよりもビートルズ版の方が断然良いです。好みの問題じゃなくて、圧勝で良いです。ビート感がすごいんで、曲の良さを120%引き出してます。

You Really Got A Hold On Me

これもカバーですが、実に若々しいアレンジになってます。これに関しては原曲の方が好きです。前述のバチクソ売れてる人とやってたバンドで演奏しました。

Devil in Her Heart

カバーですけど、オシャレにまとめましたねえ。このアルバムを通して感じるのは、若々しさと旨さによるオシャレさが同居してるところで、この曲はその究極って感じ。

I'll take my chances(I can't believe that she'll ever ever go)~のところのコーラスは1番と2番ではア~~っていうバックコーラスになってるんだけど、3番のDon't take chances~のところはバックコーラスじゃなくてメロディのハモりになってる・・・憎いほどのシャレオツ仕掛け。これって原曲もそうなのかな?

イントロのギターのフレーズも、音色も含めて実によくって、エンディングにまた同じフレーズが入ってるところも良いです。ちなみにエンディングのこのギター、フライングしてます。一発録りだったのかな?なんにせよ録り直せよ。このままリリースしちゃうあたり、おおらかな時代というかなんというか。

ちなみにこの曲も大学の時、バチクソの人と一緒に演奏しました。

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