コンサート・フォー・ジョージ
20年近く前になるんですね。
全編に渡って素晴らしすぎてDVDを何度も繰り返し見ているのですが、今後はより高画質で楽しもうと思い立って、こないだブルーレイも買いました。
わざわざ私ごときがいまさらおすすめすることでもありませんが、トラヴェリング・ウィルベリーズやビートルズのメンバーがたくさん出てくるお得なライブビデオになっています。そして演奏のクオリティの高さの素晴らしいこと。
コンサートのホスト役のエリック・クラプトンは、日曜日のお父さんみたいな出で立ちで、もうちょっとなんとかならんものかと思いますが、対照的なのはリンゴ・スターで、オシャレなおっさんですねえ。カッコいい。そしてこの人のドラムのパワーアップ具合は目覚ましいです。このビデオとは関係ありませんが、リンゴラマのアルバムを聴いてビビりました。
このコンサートにおいて私がシビれたのはビリー・プレストンです。この人のライブパフォーマンスは本当に素晴らしいんですが、それが遺憾なく発揮されています。そう言えばリンゴ・スターのライブを観に行った時、主役を食うほどイケてたのもビリーでした。それまではレット・イット・ビーでキーボート弾いてた人としか知らなかったのですが、一瞬でファンになりました。
ビリーの歌う曲ももちろん素晴らしいのですが、演奏曲目の中で私が一番好きなのはサム・ブラウンの歌う「ホース・トゥ・ザ・ウォーター」です。この人のことは知らなかったし、今も知りませんけど素晴らしいパフォーマンスです。
そして、今ではいい感じに小汚くなってロックミュージシャンとして箔がついてきたダーニ・ハリスンも、この当時は少年です。そしてオヤジにクリソツ。こりゃステージに出てきただけで感じ入るものがあります。お笑いで言うと出オチみたいな。テレキャスを弾く姿なんかはなかなかキマってます。このコンサートではメインで歌うことはありませんけど、声も似ててちょっとビックリしますね。
このコンサートから話は逸れますが。ザック・スターキーの例を出すまでもなくビートルズの倅たちはみんなミュージシャンになっているわけですが、中でもショーン・レノンの”本物感”はなかなかのものです。いつの間にかすごいミュージシャンになっていました。
話が散らかってきたのでこのへんで。