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Dear Prudence(The Beatles)のギターは実は簡単だった の巻

ビートルズのDear Prudence(ディア・プルーデンス)はホワイトアルバムの2曲目に収録された大作感あふれる名曲です。

ギターのアルペジオが複雑っぽくて大変そうですが、実はこのギター、けっこう簡単なんです

練習すれば初心者からでもじゅうぶんマスターできると思います。そして弾いてて実に気持ちが良い。ぜひ体験していただきたくて、ギターの押さえ方の表を作りました。


オープンDで弾くと超簡単になるという発見

高校生の頃、この曲のギターをコピー演奏したくて挑戦しました。

ギターに詳しいヤツによると、普通のギターの6弦解放のEよりも低いDの音が入ってるので、6弦を1音落としてチューニングしないどダメだよとのこと。

6弦をDに落とすことも、音をだいたいの感じで聴き取ることもできましたが、なんとも運指が大変で到底弾ける気がせずにギブアップ。

そんなことも忘れたある日、ギターのオープンチューニングというものが存在することを知りました。早速、弦が切れそうな恐怖と戦いながらオープンDチューニングをやってみました。

その作業で6弦をDにチューニングしたところで、以前に諦めた「Dear Prudence」のことを思い出したんです。6弦だけじゃなくて、1~3弦のチューニングも変えるオープンDで弾いてみたらびっくりするほど簡単だったんですってば!

オープンDチューニングの合わせ方

1弦 → F#
2弦 → D
3弦 → A
4弦 → D(普通)
5弦 → A(普通)
6弦 → D

1~2弦は特に、ペグを回すのが怖いくらいで緊張しますが頑張って合わせましょう。

こっから押さえ方の表を載せますけど、TAB譜エディタで無料でオープンチューニングに対応したものを作れるヤツが見つからなかったので、見苦しい手書きの表ですが、勘弁して。

イントロ部分の押さえ方

弾き方は3フィンガーっぽい、ポンポロリンという具合です。初心者の人はまずそっから練習しましょう。左手の押さえ方は、押さえる弦も少ないし簡単ですから何とでもなります。

歌に入ってからの部分の押さえ方1

コード的には多分、D → DonC → DonB → DonBb
って感じなんで、オープンチューニングによって解放でDが響いているところにベース音が移動しているという具合。

歌い出しから、Sun is up , Sky is Blue , It's Beautiful , So are You ,くらいまでこのパターンの繰り返し。

歌に入ってからの部分の押さえ方2

Dear Prudence , Won't you come out to play?
の部分。唯一、左手の運指がちょっと大変なところ。

歌に入ってからの部分の押さえ方3

Won't you open up your eyesの後はこのパターン。Look around round(エレキギターのオブリのとこ)もこの繰り返し。1弦は一応カッコ付きでこう書きましたし、鳴ってても響き的にきれいですけど、原曲では1弦は鳴ってないかも。

歌に入ってからの部分の押さえ方4

Aro~u~ndのちょっと怪しげな雰囲気のところ。オープンチューニングなんで一気にグワっとセーハで。そしてまた解放D+ベース音の移動というパターンに戻る。

出てくるパーツはこれでコンプリートだと思います。こんな渋い曲、弾き語りでもした日にゃあモテモテ間違いなし。それでいて見た目は難しそうで実は簡単という、震えるほどにすさまじい曲です。

ジョン・レノンも絶対オープンDで弾いてる

世の中100%とか絶対とか、そういう言葉を使うヤツは信用ならんのが常ですが、この曲に関してはジョン・レノンも絶対にオープンDで弾いてます。

音の響きを分析した結果判明した・・・とかじゃなくって、弾きやす過ぎ、普通のチューニングに対してラク過ぎ、これをオープンDで弾かない理由が考えられない、というのが根拠です。

ぜひとも弾いてみてね

というわけで、ムズそうで実は簡単、それでいてものすごく美しい響きが堪能できるおすすめギター練習曲です。ぜひ演奏して、この心地よさに悶絶していただきたいと思っています。

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