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ギター・ベースの各部の名称
ギターやベースの各部の名称を覚えてしまいましょう。楽器店の人とか音楽仲間と話をする時に話が通じやすくなるとか、通っぽくなってモテモテとか、覚えとくと良いことあります。画像はギターのものですが、ベースでも名称は共通です。
※10年くらい前に運営してたサイトに乗せてたテキストのバックアップがあったので、noteで復活させてみましたシリーズ。まもなくネタ切れします。
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1.ヘッド
ペグのついた部分です。ちなみにモデルによってはストリングガイド(弦をナットからストリングガイドを通してペグに差し込む)がついているものもあります。
楽器のブランドロゴも入ってます。FERNANDESを塗りつぶしてプラカラーでRickenbackerって書いてる人を見たことあります。やめた方がいいです。
2.ペグ
弦巻きです。回転させてチューニングを合わせます。ストラトとかフェンダー系のギターに多い、ペグが全部一列に並んでるやつを「片側6連」、普通に3個ずつ左右についてるやつを「両側3連」なんて呼びます。
3.ナット
溝が切ってあるのでそこに弦を乗せて通します。上駒(うわごま)とも言います。通っぽいので、いかにもいつもそう言ってる顔で「ウワゴマ」と言ってみましょう。
4.フレット
フレットとフレットの間を押さえます。
5.ポジションマーク
3,5,7,9,12,15,17,19,21フレットのところについている印です。丸が打ってあるのとか、四角っぽいのとか、色々あります。きれいな貝で作ったマークを埋め込んであったり、けっこうデザインの中で重要な部分です。
6.指板(フィンガーボード)
フレットが打ってある部分の表面です。日本語で「指板」と言った方が通っぽいです。
7.カッタウェイ
厳密には楽器の部位ではなくて、その横の形状によってえぐれた格好になっている空間の事です。ハイポジョションを押さえやすくする役割です。ちなみにカッタウェイを形作っている部分は”ツノ”と呼んだりします。
8.ブリッジ
下駒(したごま)とも言います。そういえば「したごま」と声に出して言ったことは一度もありません。
9.サウンドホール
ソリッドギターやソリッドベースにはありません。中が空洞や半空洞のタイプには開いています。アコースティックギターの場合は、弦の真下の丸い穴がサウンドホールです。写真のギターのサウンドホールはfの形をしているので”fホール”って言います。
10.ネック
指板が乗っかっているギターの腕部分をネックと言います。フェンダー系などの脱着自在なものは”ディタッチャブルネック”、本体と一体型なものは”スルーネック”と言います。
11.ピックガード
演奏でピックが当たってボディに傷が入るのを軽減するカバーです。だいたい取り外しができるようになってるので、傷がつきやすくなりますが、見た目的に好みなら外すのも一興。ピックガードも楽器のデザイン上けっこう重要だと思います。
12.ピックアップ
弦の音を拾うマイクのようなものです。写真のように2個ある場合、ヘッドに近い方を”フロントピックアップ”、ブリッジに近い方を”リアピックアップ”と言います。
13.ピックアップセレクター
フロントとリア、どちらのピックアップで音を拾うかを選択するスイッチです。スイッチを真ん中にすると両方で拾ってミックスされた音が出ます。(ハーフトーン)
14.ボリュームコントロールノブ
各ピックアップの音量を調整するツマミです。
15.トーンコントロールノブ
各ピックアップの音質(トーン)を調整するツマミです。トーンを上げるとシャキっとした音、下げると丸い音になります。
16.ジャック
シールドを差し込む穴です。
17.ストラップピン
ストラップを取り付ける部分です。2個あります。写真のギターは裏側にもう1個ありますから1個しか写っていません。通な人は、デフォルトのストラップピンは外して、ストラップをしっかり止めるロックピンに取り替えたりします。
補足として、ギターやベースの部位そのものの名称以外の用語にも少しふれておきます。
ボディの表面が平面ではなくて丸くふくらんだ形をしているタイプ(レスポールとか)をアーチド・トップって言います。これなんかは知ってるといかにも通っぽいです。
エレクトリックギター(ベース)のうち、今回の写真のようにサウンドホールが開いていて中が空洞または半空洞になっているボディのことをホロウボディって言います。
ホロウボディのタイプも細分化されて、完全に空洞なやつをフルアコ、中に木が入ってるやつ(センターブロックという木)をセミアコと言います。
今回の写真には写ってませんが、だいたいのエレキギターやエレキベースのネックには、トラスロッドっていう鉄芯が入ってます。これはネックが反ってきちゃった時に、レンチで回すと反りを修正できるというものです。
かように、ギターやベース1本をとっても色んな専門用語があり、これらを自在に使いこなすことでカッコつけることができます。
実際には呼称なんて知らなくても指さして「ここ」「これ」で事足りますが、なんでもカッコから入るというのは大事なことです。