カーナビは有料版ナビタイムが最強
1年365日のうち360日くらいは車に乗ります。仕事がら初めて走る道を通ることもザラで、カーナビは必需品です。
会社の車にも車載ナビはついているのですが、それを使うことはありません。スマホのカーナビアプリを利用しています。それがベストという結論に達しておるわけですがその理由について、というテキストです。
車載ナビの困ったところ
車載ナビで事足りればそれが一番と思うんですが、車載ナビには色々と問題が。これはウチの会社のナビがあんまりいいヤツじゃないというところもあるんですが、全く知らないエリアを走るにはちょっと無理め。
まず、ルートからいったん外れてしまった場合のリルート、復帰がトロすぎます。特に都心とか高い建物が多くてゴチャゴチャしているエリアだと本当に復帰しません。復帰しないままに目的地に着いてしまうことも。
ゴチャついたエリアだと、微妙にナビが狂いやすいというのも大問題です。例えば目的地直前で、20メートル先左折と言われてるのに、実際に曲がるところに既に車は到達してしまってるとか。その20メートルの誤差って致命的なんです。
ナビってそういうピンポイントの曲がる交差点までしっかり案内してくれないと使う意味がないんですよ。ザックリ目的地に近づくなんていうのはナビがあろうとなかろうと方向さえ合ってれば問題ないわけで、実際にナビが力を発揮すべきところはそういうピンポイントな場面なんです。
それから社用車の場合は別に自分の負担じゃないからいいんですが、更新の費用がアホ高い、手間がかかるというのも問題です。
車を買うと当たり前のように車載ナビがついていたり、つけるようおすすめされたりしますが、つけないで安くなるんであればつけない方が良いと思います。スマホを接続して画面を映したり、バックカメラ用のモニターとしての液晶画面さえあればオッケーで、そこにナビ機能はいらないです。
Googleマップ、Yahoo!カーナビの問題点
スマホアプリの場合は地図の更新の手続きがいちいち必要になりませんから、その時点で車載よりも絶対に良いです。
ただしGoogleマップ、Yahoo!カーナビ、いずれのアプリも定番中の定番なんですが、共通する致命的欠点を抱えています。ですから自家用車の場合はまだしも、仕事で使うことはありません。使えないと言った方が正確です。
よく言われることですが、アホみたいに狭い道に案内しようとすることがあって、信用してしまうと本当に積んでしまうことがありうるからです。
狭いうえにガードレールもなく、場合によっては側溝があったりして対向車が来たらアウトみたいな道も平気で案内してきます。私は仕事では2トントラックに乗りますから、そんな道に入ってしまったらもうアウトです。雰囲気的にこの先狭そうだなと気づける場合が大半ですが、万一入ってしまったらもう鬼バックで脱出するしかなくなります。
もうひとつヤバいのが、アンダーパスやトンネルなど、高さ制限がキツイところを案内されてしまうパターンです。だいたい箱車の2トントラックだと3.8メートルくらいは必要なんですが、3.2メートル以下だったりしてくぐれないところって案外ありますからね。そしてそれは狭い道以上に突然現れます。
こういった問題をアプリの設定で解決する方法はないのかと思って調べてみましたが、どうやらこれは仕方がないもののようです。あくまで最短距離優先で案内しようとする結果のようです。細道案内が強すぎて、だいたいの場合距離は最短でもやたら時間がかかるルートになってしまいます。
ということで、トラックだと全く使い物にならないことは言うまでもありませんが、ちょっと大きめの乗用車でもキツイと思いますよ。8人乗りのミニバンなんて、小さ目のトラックと同じくらい大きいですしね。
その他細かいところで言えば、Googleマップの方はマップの表示サイズの切り替えができないというのが不便。(できる方法があるのかもしれませんが、とりあえず一見して、普通のナビについている+-ボタンが見当たりません)
Yahoo!カーナビの方は、これは私のスマホが悪いのかもしれませんが、固まってしまうことが割とあります。他のアプリと並行して使っている時によく固まります。ラジコを聞きながら走ることが多いので、これは困りものです。
結論として、有料カーナビアプリ一択
私の場合は2トントラックに日常的に乗りますから一般的ではないかもしれませんが、少なくともミニバンとかピックアップトラック、あるいはレンジみたいなちょっと大きな車に乗っている人も多い昨今、車載ナビやGoogleマップ、Yahoo!カーナビを使うってのはちょっと考えられないです。
私が使っているのはナビタイムのトラック用カーナビです。月額800円ですから年間1万円近くかかりますが、とても使えるアプリです。
一番大きいのは車幅、車高、車長を登録できることです。登録しておけばその車で通行できないルートは案内されませんし、マップ上でも通れない道は違う色で表示されるので誤って迷い込む心配もありません。狭めの道に入る場合は「この先道幅にご注意ください」とアナウンスが入ります。
さらにルートも自動だけじゃなくて経由地設定でかなり細かく設定できますし、目的地に横づけ設定を適用することによって逆車線に出てしまうことがありません。たとえ中央分離帯がない道でも、逆車線に出ないに越したことがありませんからね。特にトラックの場合は。
また、目的地検索でちっちゃな会社の名称でもちゃんと検索が通るとか、オービス警告、高速・下道のワンタッチ切り替えボタンなど、必要な機能はすべて揃っています。
カーナビ選びで悩んでいる人へのアドバイスとしては、トラック用じゃないにしても、ナビタイムの有料版+スマホを接続できる液晶モニタ、このセットが最強、これが私の結論です。