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PSGシンセでロックを奏でてみるの巻

以前にレトロPC風のPSGシンセサイザーによる演奏を再現できるサイトを使った遊びについてのテキストを投稿しました。

このサイトでは、BASIC言語のPLAY文と同じコマンドでPSGソックリな音を鳴らすことができるんです。

前のテキストでは、こんな感じのやり方でこんな音が出せましたよ、みたいな話をサンプル動画と併せて書きましたが、今回はちょっと苦労して、もうちょっと聴けるものを打ち込んでみました。

人間椅子の「りんごの泪」という曲を演奏させてみました。

なんせ3チャンネル(=3音)しか使えませんし、何より津軽三味線ギターの和嶋さんのプレイを無理やりピコピコ音で鳴らしてるわけですから、無謀という他ありません。

聴き取る時間は別にして、入力だけで8時間かかりました。アホの極みです。

苦労した割に特に何の意味もなくて、どっちかってとその苦労を楽しむというところに意味を見出していました。

それでも、当時レトロPC実機でやってた時はもっと大変だったんです。コピー・ペーストっていう機能がなかったから。

今回の約1分程度のコレで、プログラムソースは7000文字くらいあるんですが、当時だったら実際に7000文字タイプしなくちゃいけなかったんです。

バックアップも「上書き保存」ポチじゃなくて、データレコーダーというカセットデッキを使ってカセットテープにセーブしないといけなかったんです。

しかも誰に聞かせるわけでもなく、自分で聞いて楽しむだけってんですから、完全に変態の領域。

何十年も前のDTMっていうのはこんな感じだった、そんな歴史の生き証人の自覚と責任の上、無意味なアホな苦労をしてみた次第です。

それはともかく、もしもファミコンに「人間椅子」っていうゲームがあったら1面のBGMとして成立しそうな程度なものはできました。

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