見出し画像

超速デモ音源録音方法

ここで言うデモ音源っていうのは、バンドメンバーに曲を渡すためのものを指します。

私の場合は曲と、ざっくりしたアレンジまで完成させてメンバーに渡すようにしてるので、弾き語りを録音したようなものではなくってある程度アレンジ具合がわかる程度のものを作るようにしてます。

ただ、作品として作るという録音作業ではないので、できるだけ短時間でササっと作業を終えたいんです。

というわけで、今流行りのDAWを使ったDTMにはすっかり乗り遅れてる原始人の私のデモ音源作成の工程、みたいな話をします。っていうのも、今さっき1つ作り終わったから。

まず、使うのは基本的には楽器とMTR(マルチトラックレコーダー)だけです。MTRだとそれ単体で録音できるし、マウス操作じゃなくてツマミやボタンの操作なんで原始人にとっては爆速なんです。

最初にパソコンでドラムのトラック用の音源を作りますが、ものすごい昔からお世話になってるフリーソフトの簡易シーケンサーを使います。

細かいフレーズは後でドラマーに考えてもらうとして、とりあえず基本的なリズムパターンを曲のパーツごとに作って、それをコピペでつないで1曲分完成させます。それをMTRにぶち込んでドラムのトラック完成。

今回楽器は、ベース、ギター2本(+間奏部分だけもう1本)、オルガンを入れました。

自分の専門であるギター以外の楽器はちゃんとやろうとするとけっこうな練習が必要になるので、ベースはほぼルート弾き、オルガンもほぼ白玉で弾きました。

そしてこれらの楽器は全部直結でMTRにぶっ刺して入れました。アンプは使ってないです。デモ音源程度なら音作りまでこだわる必要なし。

最後にボーカルを入れて終わりですが、歌詞のカンペを手に持って歌ったので紙のカサカサ音がけっこう入っちゃった。でも、そんなん気にしてたら時間かかるのでスルーで。

そんなこんなで、3分ほどの曲を2時間ほどで録り終わりました

MTRと楽器だけですから、接続の手間も少ないですし、多少の練習は必要なものの打ち込みで入れるよりも楽器を手で弾いちゃえばあっという間に録り終わります。

最後に、音質にこだわりはないですけど一応各トラックのイコライズ調整を軽くやって、ミックスダウンして終わりです。

ここで使ったMTRは記録媒体がSDカードなんで、そのSDカードをパソコンに差し込んでミックスダウンしたファイルを取り出して一丁上がりです。簡単でしょ。

とても恥ずかしいのですが、今回録ったデモと、ちょっと前に録ったものの一部を公開してみます。特に音痴な歌が地獄ですが、住宅事情的にウィスパーボイスで録ってるんで、本来はもうちょっとマシなはずです。

こっちが今日録った、ほやほやの新曲。

こっちはちょっと前に録って、最近ライブで演ってる曲。

歌も恥ずかしいですが、歌詞がもっと恥ずかしいです。でも、ちょっといいなと思った人が万が一いたら、今度ライブ来てください。

いいなと思ったら応援しよう!