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ベーシスト次第でバンドはなんとかなっちゃうの巻
公民館の音楽室を借りてしろうとバンドの練習をしてきました。
ベースのおっさんが業務多忙につき休んでいたのですが今日からバンドに復帰ってことで、久々の全員集合での練習となりました。
前回のライブはベースがいないもんですから、アコースティックギターを入れたりしつつなんとかなるだろうと挑んだんですが、けっこうダメダメでした。難しいですね。
というわけで、待望久しいベーシスト復帰で、ようやくバンドの体をなす状態で演奏できました。特にウチのベースのおっさんはなかなか達者なので、サウンドの要なんです。
改めて言うまでありませんが、ベースというパートは重要なんであります。
そもそもせっかく合奏するのに、生演奏で一番気持ちのいい低音ドーンが欠けるというのはシーキビですし、ロック演奏においてベースさえノリを作り出していれば他がどうであれなんとかなるっていうところがあります。
実体験としてとても印象に残っているのは、学生の頃にビートルズの「And Your Bird Can Sing」という曲を演奏するってんで練習してたんですが、ある日ベーシストが不在で残ったメンバーだけで演奏してみたら、びっくりするほどペッタン・ペッタンみたいなノリのかけらもない状態になって笑ったとうものがあります。
この曲って、ベースがいかにノリを作り出すのに重要かがよくわかる曲なんです。
ちょうどいい動画がYouTubeにありました。おっさんがこの曲のドラムを叩いていて、ほとんどドラムしか聞こえない状態の演奏を録ったものです。
このペッタン・ペッタン感。これは別にこのおっさんの演奏のせいじゃないです。いや、普通に上手にドラムを叩いてるんですが、ベースが聞こえてないとこうなるっていう、とてもわかりやすい参考動画になってるんです。
逆に言えば、他の楽器が平坦な8ビート的な演奏をしていたとしても、ベースの演奏次第でそのまま8ビートにもなるし、すごく跳ねたアグレッシブな感じのノリにもなるし、どうとでもなるってことです。
そしてその効果は、同じリズム隊でもドラムのフレーズによって作り出されるノリよりも影響が大きく感じられるものです。
ベースに達者な人がいると、バンド演奏はとても楽です。優秀なベーシストは、例えば8拍の間に音を3つくらいしか弾いてなくても、その3つの音で曲のノリを支配してしまうみたいなところがあります。
ギターしか弾けない人が真似事でベースを弾いても、なかなか「ベースの演奏」にはならないのはそういうところが原因です。
かくもベースというのは重要なパートなんであります。