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Use Your Illusion I&II - Guns N' Rosesにまつわる話
割と印象深いガンズの赤盤・青盤についての思い出話。実質、ガンズの最後のアルバム。なんて言ったらアクセルが怒ってくるかな。
Guns N' Roses(以下ガンズ)について、この令和の世にネットを漁ってみると、ファーストのAppetite for Destructionの話題はそこかしこで見ますが、案外このUse Your Illusion I&IIについては語られてることが少ない気がします。
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ファーストが凄すぎるからだとは思いますが、たまには思い出してあげても良いと思ってます。
学生の頃に直撃された世代としては、ガンズはAppetite for Destruction、余裕で出したっぽいGN'R Lies、そして今回話題にしてるUse Your Illusion I&II、この4枚で終わっちゃったっていう印象。
スパゲッティとチャイニーズなんたらは、楽しめないこともないけどまあ別に・・・という感じ。テンションが上がらんのです。
Use Your Illusion I、Use Your Illusion IIは1991年に2枚同時リリースさて、それを引っ提げてのワールド・ツアーと、ガンズ全盛期っていう雰囲気でした。そりゃもう聴きまくりましたとも。
ただ、パンク魂に溢れるファーストと比べると良く言えば洗練された、悪く言えばパワーダウンした、そんな印象もついて回るアルバムでもあります。
このアルバムを最後にバンドの要であるイジー・ストラドリンが脱退し、ツアーで日本に来た時には既にいませんでした。
また、鬼パンクドラマーのスティーブン・アドラーが素行不良(クスリ)でクビになって、カルトのマット・ソーラムという達者なドラマーが加入したこと、これがサウンド面の変化に大きな影響があったと思います。ってか、聴けば誰でも違いがわかります。
個人的にはどっちのサウンドも好きなんで、ドラマー交代が悪い方に行ったとは思いません。なんとなく、人間椅子に後藤マスヒロが入ってサウンドが変わった時と印象がかぶります。
マット・ソーラムによってカッチリとタイトになったリズムに、スラッシュの野太いレスポール、アクセルもまだまだ絶好調、それを存分に楽しめるお得なアルバム2枚です。曲数も多いしね。
有名どころはこの辺。ちょっと意外だったウイングスのカバー。
ハードロックバンドのバラードは過大評価されがち説あるけど、これなんかは普通に名曲。
ちゃんとパンクバンドとしてのガンズも楽しめます。けっこうたまらんもんがあります。
7分超えてる超大作。ガンズ版のバンド・オン・ザ・ラン。なんちて。
一番好きな曲。今気づきました。これって8分以上あるんだ。長さを感じません。マシンガン・ギターをたっぷり堪能しましょう。
ビートルズやレッド・ツェッペリンなんかは後追い世代なんで、リアルタイムの超スーパーヒーローバンドと言えばガンズということになると、この時は思ってました。いや、確かにそうではあったんですが、あまりにも短命過ぎました。
ただ、今思えば色んな意味で破滅的なバンドでありましたから、致し方なしかもしれません。10代~20代の境目あたりの、くっさい言い方をすれば青春そのものだったんで、特別な存在ではあります。それだけに今のアクセルを見るのは無意識的に避けてる部分があったりしますね。