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ライブの時のこだわりとそれに相反する話

しろうとバンド活動において、なんとなくこだわっていることみたいな話です。たいそうな話でもないんですが。


なるべくアンプ直

日頃しろうとバンドで演奏する場所は小さなライブバー的なお店が多いんで、定番のJCM2000みたいなギターアンプを置いてるとは限りませんし、とりあえず何でもいいからそこにあるアンプを使うわけです。

だから、ペダル系をせっかく用意しても思った音にならないことが多いです。だもんでなるべくアンプ直。

そういう部分を別にしても、ギターを歪ませる時ってペダル踏んづける瞬間よりも、アンプのつまみを右に回す瞬間の方が気持ちがいいと思います。そんなこんなで色々やってみた結果、なるべくアンプ直という結論に達しました。

実際には音量調整とか、曲によっての音色の調整のたびにアンプのところまで歩いてくのは見てる人に無礼なので、足元に1個くらいは転がしてますけどね。

なるべく弾かない

今現在主に活動しているしろうとバンドにおいては私はリードギターを担当しています。リズムギターはリズムギターでいるので、言ってみれば私のパートはあってもなくても別に合奏として成立するんです。

ついつい弾いてないと不安になりがちですが、別に聴く方はたいして聴いてないから大丈夫だということを知るに至り、なるべく弾かないのが理想的な演奏まであると思うようになりました。

3分の曲のうち2つか3つの音だけ出して効果を出せればそれが理想かも。実際にはそんなの無理ですけど。でも、リードギターってそういう担当だと思います。

カナレのシールド

シールドはカナレと決めてます。ちょっと高いけどそこまでバカ高いわけでもなく、丈夫で長持ち、必要最低限の音質が保証されているという安心感。

万一差し込みのところが傷んで切れちゃってもクルクル回して開ければ簡単にハンダ付けで修理できるというところも良いです。

なるべく前向いとく

手元の楽器見て弾いた方が何かとラクですが、人前で演奏するんだからなるべく前向いて弾きたいです。たとえミスしても、それに気づく人は少なくて、下向いてることに気づく人は多いと思います。音源じゃなくて生演奏ですから、聴いてくれる人の方向いてやった方が良いと思います。

身だしなみ

服装とか髪型じゃなくて楽器における身だしなみです。足元の線はすっきりしたいですから、会場の具合に合わせてシールドは何通りかの長さを用意してます。

それからたまに見かけますが、クリップチューナーを付けっぱなしで演奏するのは良くないです。せっかくの楽器の見栄えを損ないます。

でも、好きなようにやるのがロックンロール

と、グダグダ書いてきましたけど、ロックンロールにおいて「こうしなくちゃいけない」っていうのはないです。単に私はこういうところが気になってるっていうだけの話で、私以外の人もそうすべきって話じゃないです。好きなようにやりゃあいいんです。

ライブだけじゃなくて、こんな機材は不可欠であるとか、基礎練習をおろそかにするヤツは万死に値するとか、音楽理論を学んで作曲能力を高めるべしとか、色々言われがちですがそのへんは全部ひっくるめて自分が必要だと思ったら導入するなり練習するなりすれば良いもんだと思ってます。

かくあるべしみたいな事、それ先行でとなるとハードルが上がってしまうので、とにかくやってみて楽しむということの邪魔になりかねないのでは?なんて思ったりして。

プロとして活動するっていう場合は私は知りませんが、楽しみでやる分には、こうしなくちゃいけないみたいに堅苦しく考えなくて良いと思ってます。

これから音楽を始めようとする人とか初心者の人が、なんか楽器とかバンドって面倒くさそうだなみたいなことを思っちゃうようだと、せっかく仲間が増えるチャンスを摘み取ってしまいそうなので、テキストを書く時はその辺は気をつけています。

もちろんセオリーだったり、やった方が良いこと、効果的な機材と使い方、色々あってそれらは正しいんですが、ビギナーにたいしてハードル上げちゃいかんなと思ってるわけです。

音楽を楽しむにあたっては、とりあえずやりたいんなら深く考えずにやってみるのが良いと思います。殊にロックンロールにおいては、何も知らずに飛び出した時に生まれるものって、ものすごいものになる可能性がある気がします。大コケする可能性も含んでますけど。

頭でっかちで始めるよりも、ドカンと景気よくやってみようの精神がロックンロールだと思ってますよ。

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