じぶんの逃げる先はどこ
「自分の逃げ道」を知らない大人はどれくらいいるだろうか。
これをしたら昂ぶる気持ちが落ち着くとか、ここにいけばどんな時もリセットできるとか、そういう「逃げ場」のことを指している。
私は、最近それが「なくなっていた」ことに気が付いて狼狽した。気持ちが沈んでしまったり、逆に浮き足立ってしまったときのリセット方法がなくなってしまっていたのだ。
大変困った。
年齢を重ねるほどに自分の「弱さ」や「甘え」、「子供のような部分」を解放できる場所が少なくなると思う。ただ、やはり人間である以上そういう自分とのある種「トラブル」のような状態は避けることが出来ない。
例えば私の学生時代には同級生などがSNS(当時は主にtwitter)を使って色々な愚痴や自分の胸の内を公開することで発散させている姿をよく目にしていた。しかし、さすがに社会に出た大人がそのような方法で発散させるのはかなり幼稚であるし、別の方法を持っていた方が自分と周りのためにもいいはずである。
「やる気スイッチ」のような「リセットボタン」を大人の嗜みとして持っておく必要は大いにある。
私の場合は、気持ちが上下に激しく揺れてしまった時に行くお店や土地が色々あった。そこへいけば、まず行くだけで心が幸福になり、時間を過ごすことで頭が幸福によってリセットされ、切り替えが出来ていたのだ。
それが、いつの間にかほとんど全て変わってしまっていたのだ。
リセットの居場所が無い。
ただでさえ、穏やかになる居場所を求めているのに、それがほぼ無いときてさらに絶望してしまった。
これは試練だと思った。
まず乗り越える壁は「気分が上下してしまうことをできる限り防ぐこと」。
次の壁は「上下した時に今までのような他方への頼り方をせず、自分で支えることを可能にすること」。
気分が上下してしまう原因の1つに、私の癖がある。
「白黒はっきりつけたい」という癖だ。
今はグレーゾーンを学ばなければいけない時期なのかなと、この1年、半年ほどずっともがいている。それについてはまた後日改めて。
今日はそんな日。
寒いので、お休み中におなかを冷やさないようにご自愛ください。
サポートされるってどんな感じですか? でもマイペースに進んでいきたいと思います