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密閉型スピーカーボックスの作成-計画

寒くなって来て、木工所へ出向くのも億劫になって来て、薪ストーブで暖まったロフトでぬくぬくしながら頭の中でぐるぐると次に何を作ろうかと思案していると、一番ワクワクするものが見えて来た。

そう、先日購入したOntomoMookの「スピーカーを作ろう」にある、炭山アキラさんの記事、フォステクスP1000Kを使った密閉型スピーカーボックスに挑戦してみたい。

日々、フォステクスのFEシリーズで作ったバックロードホーンをメインで音楽を聴いていいるのだが、この本を読んで、どうしても密閉型のボックスを作って、その音を聴いてみたくなったというわけである。

幸いなことに、P1000Kは、普段聴いていない自作のダブルバスレフについているので、とりあえずこれを取り外して使えば良い。
もし、密閉型の音が気に入ったら、後からそれ用にP1000Kを購入しよう。

密閉型というと、我オーディオ人生の中で、最初の原点に戻る。

実は、高校生くらいの頃、自作のスピーカーボックスを作った経験がある。

高校の頃作った密閉型スピーカーボックス

その当時は、密閉型の理想な大きさとか、複雑な計算式のことは知らなかったので、適当に作った。

ベニア板をノコギリで切断して、長方形の箱を作った。そして、どうやってユニットを取り付ける穴を開けたのかを覚えてはいないのだが、当時の8cmのユニットがついている。当時と言ったが、もしかすると途中、30歳頃に一度ユニットを取り替えているかもしれない。化粧用にビニール製の突板を貼ってみた。

音は、低音は全く出ないのだが、中高域の透き通った音色に酔いしれるほど気持ちが良い音が出る。ニアフィールドでバイオリンの音色を聴いていると、陶酔の世界に引き込まれて、知らないうちに寝落ちしてしまう。

今回作る密閉型スピーカーは、この透き通った中高域にプラスして、どれだけ低域が頑張れるのかを期待したい。

さて、ということで、今、頭の中は、P1000Kを使った密閉型スピーカーボックスの構想でいっぱいである。
炭山さんの設計図を参考にさせていただき、私の場合は、手持ちのブナの無垢材で作ることになる。無垢材は、乾燥と湿気で反ったり、伸び縮みが激しいので、その対策をした上での製作になる。と言っても、多少のヒビや縮みは仕方がないので多めにみて、ただ音に影響しないように作ってみようと思う。

サイズは6リットルという事なので、それに合わせて、内内で6リットルになるように木を切り出す予定。

さてどんなものができるやら楽しみである。