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産毛がまだある鳥の雛

今回は、いい音とは全く関係のない事!

今朝、木工所の車寄せのコンクリートの上に、何か生き物らしきものを発見して近づいてみると、まだ、生まれたばかりで産毛も残っている野鳥の雛がピョコンと座っていた。何の雛なのかは、わからない。

初めてみる怪物(人間)に驚く様子もなく

普通、鳥たちは人が近づくと、殺気を感じて逃げてしまうのに、まだ、何の判断もできず、自由に動く事もままならない様子。

きっと、木の枝にあった巣から何かの拍子に落っこちてしまったのではないだろうか?
巣立ちするには、か弱すぎる。

この猛暑の中で、コンクリートの上では干からびてしまいそうなので、何とかしなくてはと思い、とりあえず日陰のある草むらに退避させてあげた。
やはり、自然の中で生きてゆくと言うのは過酷で、卵からかえっても一人前になれる数は少ないのだろう。
何とか、自分でやっていけるといいなと言う思いを込めて、自然の草むらに帰した。

ところが、しばらくすると、また、あのコンクリートの上で、再びピョコンと座っているではないか!

え、そこが好きなの?暑くないの?
色々考えたが、無理に草むらにまた帰しても、良くないと思ったので、そのままにしておいた。

またコンクリートの上に戻ってきた

しばらく、ほっておくしかないなぁと思い、小一時間した後、現場に戻ると、その姿は無くなっていた。

果たして、親鳥が気がついて巣に戻してあげたのだろうか?はたまた、かーかーと泣いているカラスに見つけられて捉えられてしまったのだろうか?木の上ならば安全かもしれないが、地面では、野良猫や、狐、たぬきなど動物たちもいる。

生き物が生を受けて生きてゆくと言うのは、容易いことではないのだろうなぁと考えながら、60数年ほぼ健康で幸せに生きてこれた自身を思うと、神様に感謝しないといけないなぁと思うこの頃である。