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自作レコードプレーヤー、その後の進捗

漸く注文家具の作成も終了し、いよいよ、レコードプレーヤーへ手間をかけて完成へ向けて一歩進んできた。

外観的には、ロッカースイッチを左手前につけて電源のオンオフをする機能を付加した。また、左手奥には、PWM制御の調整をするボリュームを取り付けている。そして、トーンアームレストも10mmほど高くして、見栄え良く収まるようにした。

モーター周りの駆動機構
日当たりの良いところに置いておいたのでターンテーブルの日焼け跡がはっきりわかる。

ターンテーブルを取ると、化粧天板をくり抜いた所にPWM機構、その隣にDCモーターを埋め込み配置している。

実は、以前使っていたPWM制御機構は、大きすぎたので、秋月の555タイマーIC使用、PWM方式DCモーター速度可変キットに取り替えた。高さも低く抑えられ化粧天板の高さで十分取り付けられるので良かった。そして、ターンテーブルの円周内に収まるので外からは全く見えない。

内部の配線は、化粧天板の裏側にルーターで配線溝を作りPWMボリュームと、電源ロッカースイッチへ導いている。

できるだけ躯体であるプレーヤーの本体(木の塊)には手を入れないようにして、剛性を大事にしてみた。
(ターンテーブルの躯体は、ブナの無垢材をラミネート加工して作った木の塊)

ターンテーブル部、トーンアーム部は別ブロックで構成

トーンアーム部は別ブロックで独立して木の塊を使い剛性を確保している。

プレーヤー本体、および、トーンアーム部は、それぞれ、プロケーブルからソルボセインを入手して下に敷き振動の制御をしている。

トーンアーム部の後ろから見た所

RCA端子はトーンアームのお尻の方をくり抜いて設置した。

ターンテーブル躯体をひっくり返したところ
躯体の側面を見るとラミネートになっていることがわかる

ターンテーブルをひっくり返すと、上の方に、NIDECのDCモーターが見える。裏側につけた電源ソケット(ACアダプター用)は、躯体の中を通り、モーター用のスペースを通って上部へ突き出るように配線した。

漸く全貌が見えてきたが、まだ完成にもう少し手間をかけていこうと考えている。

このプレーヤー自体の塗装は、オイルステインで濃い色で着色し、その上からシェラックを塗り落ち着いた仕上げにしたいと思っている。

その後、このプレーヤーを載せる台を考えて、その下に、アンプ類を配置して、電蓄のようなセットオーディオとして仕上げてみようと思っている。これから、その全体のデザインをして、木工を駆使して作っていくことになる。
どんなステレオセットになるのか楽しみである。

完成までは、まだまだ時間をかけて行くことになり、益々楽しめそうである。

あぁ、一番大事な、音の具合だけれど、まだ、作業部屋にある5cm口径ほどのフルレンジ、ラビリンスバスレフをニアフィールドで聴いているだけなので、低音云々は言えないけれど、ハム、雑音は気にならないし、高中低のバランスも良く、左右のバランスも良く、かなりソリッドな音を聴かせてくれているように思う。(あくまでもダメ耳のジジイの感想だけれど、、、)