60年代風ステレオセット作成-スピーカーがついた
左右バランス問題が解決して、いよいよステレオセットの本体に真空管アンプとレコードプレーヤーを組み込んだ。
そして、ネットで探した能率が92dBで格安のVisaton(ドイツ製)、13cmフルレンジスピーカーを両サイドに取り付けた。
まだ、上下裏側等開口部がたくさんあるので、低域が全く出ないけれど、試運転をしてみた。
スライドドアを両側に開くと電源が自動で入る仕組みである。真空管に灯が灯り、レコードプレーヤーのモータースイッチを入れてレコードを33.3回転で回して、針を落とした。
音が出る。この瞬間が何とてもたまらない。決して潤沢なパワーがあるとは言えない。まだ、スピーカーの音も期待する音には程遠い設定ではある。しかし、60年代に戻ったかのような何ともシンプルな音が伝わってくる。
若かった頃聴いたフォークソングや、イージーリスニングのようなLPが似合いそうな音である。
今宵は、この未完成ではあるけど、思い入れのあるステレオセットで、若い頃聴いた懐かしいLPにしばし浸ってみようと思う。
この後、いよいよ外観を仕上げていく事になる。スピーカーの前には茶色いサランネットを貼る事にしよう。中央前面は無垢材を加工して格好良く仕上げんことができるだろうか?
スピーカー上部の天板を貼り、レコードプレーヤー上部は、蓋をつける予定である。そして、台座をつけて腰高ぐらいの高さになるようにする。
音の良さの追求するオーディオというより、リビングに置いて違和感のない、懐かしさを感じるクラシック家具のような雰囲気を醸し出せたらいいなぁと考えている。