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イムジチのコンサート(2)
前述は、イムジチや、コンサートの素晴らしさを素直に書いたが、いい音オヤジとしては、やはり、オーディオ目線で何かものを申したい。
実は、自宅オーディオで聴くレコードの音が、コンサートの生の演奏と比べて、かなりいい線行っていると感じたのである。いや、ダメ耳の私のいう事なので、その評価レベルは当てにならないが、私の中では、自宅オーディオでも十分感動し、楽しむ事ができるという事を理解し、これからの自宅音楽鑑賞を更に自信を持って、精神的な満足を持って聴く事ができる事を確信した。
世の中の諸先輩は、原音に忠実に、コンサート会場を再現すべく、日々不断の努力を重ねていると聞いている。
ダメ耳の私には、今自宅にある、普及型のレコードMM、MCプレーヤー+シングル、PPなど、いろんな真空管アンプ経由+Fostexフルレンジを使ったバックロードホーン+ログハウスのロフト環境から出てくる、イムジチの四季が、コンサートの時の音に勝るとも劣らずと感じるのである。
なんと幸せな事だろう!
もちろん、視覚的な効果や、空気の動き、匂い、その場の雰囲気は、生の演奏の前でしか味わえない。だからこそ、その場へ行って、目に焼き付けて来て、体でその雰囲気を覚えて、自宅に戻ってから、頭の中でバーチャルリアリティ(VR)体現する事ができるのであろう。
そうすれば、自宅で聴くオーディオは、自分のVR能力=想像力次第で如何様にも進化させる事ができるというものだ。
そんな事をカミさんと話しながら、手持ちのロベルト・ミケルッチ版の四季を聴き入っている。なんとも幸せな心地で、昨日の演奏が思い起こされる。
そして、想像力はたくましく、あまたの中ではこれからまた、いい音楽を聴くための新しい真空管アンプを作る算段を始めているようである。ワクワク!