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カミさんと「いい音」会議

直流点火の6FQ7が出来て、カミさんに交流点火との違いを聴いてもらおうとロフトへ誘った。交流点火のアンプを無音で聴くとブーとサー音が混じって聴こえるが、直流点火の方に切り替えるとリスニングポイントでは全く聴こえないと言うことを理解。
しかしながら、本当に直流点火のお陰かどうかという点では、他にも要因はあるかもしれない。例えば、トランスの配置や、抵抗、コンデンサーの値の違いなど多少の違いはある。

そこでカミさんは、だったら、300Bはどうなのか?と切り出した。
余談だが、実は、2A3のキットを買いに行った先で、どうせ買うなら最高峰の300Bにしたら!と切り出したのが、カミさんで、太っ腹。
うちに300Bがあるのは、カミさんのお陰。

300Bは、交流点火だからハムバランサーが付いていて一番ハムが出ない位置に調整しても、ある程度、サー音が出るのは仕方がない。したがって、直流点火の6FQ7の方が静かなのも理解。

ボリュームの差がないようにプリアンプで調整して暫く300Bと直流点火6FQ7を聴き比べていたが、カミさんも私も音色の違いはそれほど無いと意見が一致。

暫くして、スピーカーセレクターを回して、FE166NVバッカロードホーン(支那合板)からお気に入りのFE126NVバックロードホーン(無垢材)へ切り替えた瞬間、カミさんの「コッチの音の方が断然いい!」の一言。

いい音を出すために影響力があるのは、アンプの違いよりも、スピーカーの良し悪しであると、我が家の家族会議の結果が出た。