自作60年代風ステレオセットの構成要素を考えてみた-中身のイメージ
前の投稿では、外観のイメージを書いてみた。
今回は、肝心な中身!つまり、アンプとスピーカーの構成要素について考えてみた。
1.レコードプレーヤー
これは既に完成していて、MMの針が33.3回転のレコードの信号を読み取り3mVぐらいで出力してくれるところまでを担当している。
2.フォノイコライザー
レコードプレーヤーからは、MM型針を想定した場合、信号は3mVほどで出力される。そして、その信号は、RIAAカーブと言う規格に沿って低音が圧縮されていて、高低のバランスが良くない状態で出力される。
これは、レコードと言う細〜い溝を読むと言う制約から来る技術の限界?というより、すごい技術で低音を圧縮しているので、人が聞いた時にバランスよく聞こえるように元に戻してあげなくてはいけない。
これがフォノイコライザーの役目である。
ただ聞きやすいように圧縮を戻すだけでなく、3mVと言う微弱な信号を100倍ぐらい大きな電圧にして出力してあげる。
本当は、この後にプリアンプとして更に電圧増幅をしてメインアンプに信号を送ってあげれば尚よしなのだけど、今回は、このフォノイコから直接メインアンプへ繋いでしまおうと考えている。
このフォノイコライザーも、真空管を使い、CR型(コンデンサーと抵抗)を使ったイコライジング機能とする事にしよう。
3.メインアンプ
もちろん、真空管アンプで構成する。
先日、Amebaブログでお世話になっているHiroちゃんさんがメルカリに出品した6CS7を購入させてもらったので、これを使って、片側一本、左右で二本のシングルアンプを作ってみようと思う。
無帰還で、1Wぐらい出てくれれば良いかなぁなんて漠然と考えている。
4.スピーカー
アンプは、真空管式ミニワッターになるので、最低でも90dBぐらいのフルレンジ(FostexのFEシリーズ?)を使ってバックロードホーンあたりが良さそう。でも、サイズ的にあまり大きくしたくないので、FFシリーズでバスレフというのもありかもしれない。P1000Kで上手く作れたら懐にも優しいので嬉しい。
いずれにしても、あまり嵩張らないサイズで作ってみようと思う。
さてこんな構成になると想像しているのだが、じっくりと、順を追って回路を考えてみようと思う。